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患者様の実際の改善のお声と、診察風景をご覧ください。
病状:2022年頚髄損傷
四肢麻痺
40代 YKさん
幹細胞点滴1回目を受けられた方の1か月後
前に来た時は指が本当にこれとこれくらい(しか動かなかった)だったんですけど、こっちも大分曲げられるというか一緒についてくるというか。
なるほど、なるほど。
グーパーっていうのが手首を使ってるんですけど、でもここにもちゃんと感覚が。
戻って来ました?
戻ってきた感じはします。
いいですね。
あと再生医療やってからですけどお腹に腹筋が入らなかったんですけど、例えばですけどベッドに移乗しますよね、側方で移乗した後に足を前まではこういう吊りものをつかって足あげてゴロンと(横に)なってたんですけど、これを両方引っ張ってそれが今はお腹に力を入れてゴロンてやると足も曲がったままで上げれるようになりました。この辺は凄く力が入るようになった。それが再生医療なのかと言われると多分そうだろうと思ってます。それが(幹細胞点滴を)打ってから1週間ぐらいして、効果的には。
何となくその感覚とかそういうのが変わった感じはないですか?
それは有ります。
温かいの冷たいのとか。
温かいの冷たいのというよりは…
触られている?
触られている感覚は強くなったと思います。 で、右の痙性が激しくなってますね。
今まで全然なかったんですけどこっち側の痙性。で、こっちは元々激しかったんですけど、こっちは自分の意志で曲げたりとかなかなか難しいんですけれどもちょっと反応が出てきているような気がします。
なるほど、なるほど。触った感じとかの方が分かりやすくなるはずなんで、それがさらに細い神経になると
温かい感覚とか冷たい感覚とかそういうのが分かるようになってくるんですけど、そういう温かいのとか冷たい感覚とか、手を刺して痛いとか。
刺して痛いとかはちょっと最近やってないので分からないですけど、お風呂入った時にお風呂というかシャワーでちょっと感覚というか温かいという感じはありますね。
分かるようになってきました? それは前は?
前は全然ですね。
それは変わってますね。良かったですね。
あと足首の動き。
お、凄いじゃないですか。
毎日、嫁から「毎日やれ」言われて。
めっちゃ動いてますね。
足首の、自分で意識的に上げてますけど。
凄いじゃないですか。
これはあんまり。
めちゃくちゃ凄いじゃないですか。
めっちゃ出来てたわけじゃないけど。
この通りできます?
できます。
できてますね。 凄いじゃないですか。
前はここまで出来なかった。
これは出来ますか? 動いてますね。
左は結構出来ます。ただ、これ今やってますけど動きが激しすぎて痙性も強くて。
しばらく痙性を利用しても良いですね。力を入れてもらってそれで力を痙性が抜けていって力を入れる練習してそれで良いですよ。さっきの手も手首を回しながら、その時指に力が入りますよね。力を動かす練習で良い。
ご飯食べる時に出来るだけ中指、これも添えるようにはしてます。
活動の中で練習していくと。大事ですね。
正直、2回目、今日打てるんでめっちゃ楽しみにしてます。
上肢に関して
自分でコントロール出来てますね。
側部移乗はもう左足完全に立ち上がれるんでそれを使ってぴょんって乗ってますけど。
側方移乗ってのは?
このままベットの横に付けて。で、ここを上げてこのままお尻で移乗する感じです。
手も大分マスクを直したりして動いてる感じですね。大分使える感じですね。
こっちの指(中指)とこの指(薬指)、小指は全然ですけど2本がちょっということと言うか。
これ出来たら大分違いますね。ちょっと力入れながら。手首は何でされてたんですか?
固定する為ですね。
それとここで摩擦がこれで止めれて。
やりやすいわけですね。
やりやすいですね。今のこの手の状態ならツルツルして。
小指って動かないですか?
ちょっとだけ反応してます。
多分ちょっと手首をこうするとそれだけでも動くきっかけになるんで、それで力をぐぐっと入れる様に。
反応してますね。これで反応してるので。
この初めの初動だけ手首使ってもらってもいいですね。きっかけにして。もう1回、もう1回。
これでまた動くようになりますよ。
凄い。
もう1回、さっきと同じ感じ。そうそう。
本当ですね。この辺が動きますね。
ここですかね。
この辺が全然活動しなかったんで。
もう1回、そうそうそう、もう1回、そうそう。 ちょっと疲れてきました?
はい。
もう1回最後(握ってみてください)こっちは動いてますね。こっちは弱いですけど。
元々、右が弱かったんですけど前に比べたら良くなってる。 活動的になってきましたね。
全部の指がちょっと繋がってる感じですけど、まだ小指は確かに右側はちょっと弱いですね。
左はこう出るようになってますね。
本当ですね。今気付きました。あと(新たに)出来る様になったのが服を脱ぐ時自分で掴んで脱ぐ事はできる様になりました。
すごいですね。
最近ですね。
でもご自身で着替えられるんですか?
着るのはできて、着るんですけどこういう感じになる。これを頑張ってやるのにちょっと時間掛けてやってます。
こっちの方が手こずりますよね。
背中バタバタバタってやったりとか時間が掛かってる。 ただ、今まで手もここまで上がって無かったんで、それは大分この指がちょっとこっちとかも引っ掛けれるので意識的に、それで大分脱ぎ着が出来やすいかもしれない。ズボンが脱げないんですけどね。
自分でイメージして自分の色んな刺激を受けながら手足の感覚繋げてもらって、初めは反射にしろ色んな動きを使ってでも動きやすい形で動かしてもらったら良いので。で、そのうち自分で動かして頂いてやり方正しいですかね。頑張ってください。
ありがとうございます。
下肢に関して
足もこの状態ですが膝上がりますか? ちょっと力入ってますが痙性がちょっと出てしまうのかな?
膝は寝たらいけます。この状態だと今の状態が限界。
これで上がります? ちょっと腹筋使ってますね。
今は もう完全に痙性してますね。
痙性入るとちょっと自分で抜いてもらって。
今、自ら膝から上げようと思ってやって、このぐらいしかできなかったんで。 只、こんな出来なかったのでそこは大分。
ちょっと痛いですよね。
最近がこの内側に痙性のトリガーみたいなのがあって今まではずっと内ももだったんですけど。
痙性が入った時の感覚はわかるんですよね。
わかります。
それで力を入れる練習をしてもらったら、またついてきます。 伸ばすのは伸ばすで。
伸ばすとなるとまたしんどいので。
そうですね。そういうのができれば良いですね。
あまりにひどい人は腹ばいになってここに何かを入れて伸ばす。そういった太腿の伸ばし方をしてます。
僕の場合はマッサージ機。
マッサージ機良いですね。
もうひたすらここにマッサージをしている感じ。
振動を当ててる感じですね。
でも大分ましになりました。
ゼロでしたからね、ゼロが動いてますから。それが動いてますね、こっちもゼロでしたね。
動いてますね。 右の方が強いんではないですか?
そうでも無いですね。 意識的に右を、タイミングと言いますか。
お腹の力を利用して。
そうですね。
そういう上げ方をしてるんでしょうね。もう一回やってもらって良いですか?
さっきたまたまというか、たまたまなんですけど意識が無意識で出来る時がある。
意識すると何か出来なくなってきてる。
もう一回上げれますか? ゼロじゃないです。
こんなの出来なかったのに。
もう少し練習したら力ついてきそうです。 膝はこっち出るんでしたっけ?
こっちが伸びないです。
グーっと伸ばして。
あ、伸びて来ました。
そのまま伸ばして。 力入りましたね。
入りますね。
入りましたね。
入る(力が)。
そうそう伸びてますね。
伸びてます。
これで入ったら立てますよ。
本当ですね。凄い。
ちょっと意識的にそれはやってなかったですね。いける。
いけるいける。 入ってます。
凄い。
こっち因みに自分で曲げれます? ここに力入れて、そうそうそう。もう1回伸ばしてみて力入れて、
曲げて(膝を)、次は足先に行きましょうか。
そうです。
つま先、ここです。靴を脱がせていいですか?
いいです。
膝ダラーんとして、つま先(上下に動かしてみて)、ちょっとサービスしましょうか。
上あげて(つま先を)、そうそうそう。
あ~なるほど。
もう1回上にあげて、そうそうそう。上に上げて、上にグーっと上げる感じですね。もう1回。
グッと上げて。
左足が動いてしまう。
痛いですか?大丈夫ですか?
痛くないです。でもその感覚あまりなかったんですけど、今めっちゃ有ります。
上げる感覚は分かります?
感覚は分かります。
嬉しいですね。もう1回上げる、グーっと上げて。そうそうそう、ちょっと奥さんにも協力して頂いて足を上げて触ってもらうだけでも。触るだけでも分かりますよね。
分かります。全然違います。
感覚とかね。振動をかけてもらって痙性を落として、ちょっと曲げ伸ばしとか力入れてもらって。
グーっと蹴れますか? 蹴ってます。動きましたね。
排尿・排便に関して
あと、お腹の腹筋が大分入るようになったんでこんなんあんまり出来なかったんですけど。
今は全然、前ぐらいまで行ってもつんのめる感じは無くてこれで元に戻れるので。
なるほど。それはもう座ってるだけでも練習になるんで起き上がって危なくない程度まで伸ばす練習をしてもらう。
お腹で腹筋を入れてやるとお通じが出ます。それが難点なんですよ。
いい事でもあるんですけどね、腸が動いて。
一長一短ですけどね。
一瞬でガスが出てというのが多いですね。
肛門はどうしてもやっぱり締めとくというのは力が要りますね。
腹圧が上がると出ちゃいますけど、そこもコントロールできると一番良いですけど。
肛門の周囲の感覚みたいなのは。
肛門というよりは、あれがありますね。尿意がありますね。大分感じる様になりました。
尿意感じるようになった、おしっこ出てます?
出てます。
導尿をそろそろしないとってなって、自分で導尿してますね。
導尿してますよね。
で、やっぱりしたいって思ってる時は600㏄とか700㏄とか出ますね。
その時にね。トリガーポイントってのがあるんですね。ちょっとした反射で自分でグッと力が入る所があるんですよ、ちょっと溜まった時に、あんまり溜めたらダメなんですけど、溜まった時にちょっと色々と色んなところを刺激してもらって、力をそのタイミングで入れてもらったら出るかもしれない。
導尿を使わずに自分で。
只、気をつけなければいけないのは出たとしても必ずもう1回導尿をして、残尿を出し切ってもらうのが良いですね。例えばエコーとかでおしっこをした後に残尿がないとか50㏄以下だとか分かってから自分で排泄するという形に持っていかないと。勝手に導尿を止めてはダメ。
尿路感染起こして敗血症起こしたりね。
2回くらいやったんで。
凄いしんどいですよね。
39度とか大変ですね。
それでも亡くなる人もいるので、あんまり罹らない方がいいですね。頭もやられますんで。
ばい菌でおかされると。
気を付けます。
そうですね。
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よくあるご質問
脊髄損傷は治りますか?
結論から言えば、一度損傷した脊髄の神経細胞が再生することはありません。
そのため、脊髄損傷によって出現した麻痺やしびれを完全に除去することは困難であり、リハビリなどの理学療法で症状を緩和することが主な治療になります。
また近年では、損傷した脊髄組織の周辺が新しく増殖したり神経回路を形成することで、身体機能の改善が得られることが分かってきました(治る力:脊髄の可塑性)。この治る力を高める再生医療の発達も目覚ましく、リハビリの効果を引き上げる効果が期待できます。
脊髄損傷の寿命は?
平均寿命で示すと完全四肢麻痺では50〜59歳、完全対麻痺では60〜65歳と言われています。
死因としては、排尿障害に伴う腎不全、心血管系の障害、呼吸筋麻痺とそれに伴う肺炎、自殺などが挙げられます。
医療の発達に伴い、寿命は年々延長傾向にあります。
参照)日本障害者リハビリテーション協会 情報センター
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『神経障害は治るを当たり前にする』をビジョンとして、現在、東京・大阪・名古屋・福岡にクリニックを展開しております。
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点滴中に同時にリハビリを行う独自の治療方法を考案、特許を取得しています。
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脂肪などの幹細胞と比較して1番神経への分化が期待できる“骨髄由来”の幹細胞を使用。
神経の再生・修復にこだわった再生医療を提供しています。
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