脳卒中予防にトマトジュースへオリーブ油とレモン果汁を入れて飲むとどうなるか|脳卒中・脊髄損傷|神経再生医療×同時リハビリ

脳卒中予防にトマトジュースへオリーブ油とレモン果汁を入れて飲むとどうなるか

           

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この記事を読んでわかること

トマトジュースの医学的なメリットがわかる
トマトジュースにオリーブオイルを加えるメリットがわかる
トマトジュースにレモン果汁を加えるメリットがわかる


「トマトジュースは健康にいい」と感じている人は多くても、その効果を説明できる人は少ないです。
最近ではトマトジュースにオリーブオイルやレモン果汁を追加することで、より健康効果が増幅すると考えられています。
そこで、この記事では脳卒中予防に対して、トマトジュースにオリーブ油とレモン果汁を入れて飲むとどうなるか解説します。

日常に取り入れたいトマトジュースの習慣

日常に取り入れたいトマトジュースの習慣
トマトジュースは非常に美容・健康効果が高い飲み物であり、脳卒中予防のためにも日常的に取り入れたいドリンクの1つです。
トマトジュースに含まれる主な成分は下記の通りです。

  • リコピン
  • カリウム
  • ビタミンC
  • 食物繊維

リコピンやビタミンCは強力な抗酸化作用を持ち、活性酸素が体に与える悪影響を軽減します。
体内で発生した活性酸素は、細胞伝達物質や免疫機能として働く一方で、過剰な産生は細胞を傷害し、がん、心血管疾患ならびに生活習慣病などさまざまな疾患をもたらす要因となります。
リコピンやビタミンCによって、体内の活性酸素が除去されていくため、心血管疾患ならびに生活習慣病などの発症予防に役立つわけです。
また、トマトジュースには豊富に食物繊維が含まれており、自律神経を整える働きや、満腹感を促すことでのダイエット効果も期待されます。
さらに、トマトジュースに含まれるカリウムには、ナトリウムを体外に排出する効果があるため、塩分の過剰摂取などに伴う高血圧を予防する効果も期待できます。
他にも、リコピンには悪玉コレステロール値を低下させる効果も期待され、高血圧・糖尿病・高脂血症・肥満などの生活習慣病の予防にもってこいのドリンクなのです。
これらの生活習慣病を予防することは、すなわち脳梗塞や脳出血・心筋梗塞などの発症リスクを軽減することにも繋がるためおすすめです。
一方で、トマトジュースだけで飲むのは苦手!という方も少なくありません。
そこでおすすめなのが、少量のオリーブオイルとレモン果汁を加えることです。
より爽やかで、まろやかな味わいとなり、まるで「ブラッディー・メアリー」と呼ばれるカクテルのようにトマトジュースを楽しむ事ができます。
また、オリーブオイルとレモンにはそれぞれトマトジュースの効果をより増幅させる健康効果も含まれるため、ぜひちょい足ししてみると良いでしょう。

オリーブオイルの健康効果

オリーブオイル=油だから摂取しないほうがいいのでは?と考える人もいるかと思いますが、それは誤った認識です。
油の主成分である脂肪酸は、バターやラードに多く含まれる飽和脂肪酸と、オリーブオイルなどに多く含まれる不飽和脂肪酸に大別され、不飽和脂肪酸はさらにω-3系(リノール酸)、ω-6系(リノレン酸)、ω-9系(オレイン酸)と細分化されます。
飽和脂肪酸の過剰摂取は高脂血症の原因となるため注意が必要ですが、オリーブオイルに多く含まれるオレイン酸はリコピンの吸収を促進するため、トマトと一緒に摂取することで悪玉コレステロール値を低下させる効果が増幅されます。
一方で、オリーブオイル自体は脂質なので、過剰に摂取するとハイカロリーで肥満となる恐れもあるため、摂取量には注意が必要です。
1日あたり、大さじ1〜2杯を上限としましょう。

レモン果汁がもたらすメリット

レモン果汁をトマトジュースに追加することで、トマトジュース独特の匂いや風味に爽快感を与え、毎日の摂取でも飽きないように変化させてくれます。
さらに、レモン果汁にはビタミンCが多く含まれるため、トマトジュースの持つ抗酸化作用がさらに強化される効果が期待でき、長期的に見て脳血管障害の発症リスクを軽減する効果が期待されます。
以上のことからも、トマトジュースへオリーブ油とレモン果汁を入れて飲むと、より飲みやすく、また医学的に健康的なジュースへと進化させることができるわけです。
トマトジュース単体では苦手な方や、脳血管障害を予防したい人は、ぜひ毎日の日課にしてみると良いでしょう。(適切な摂取量には個人差もあるため、事前に医師に相談することを勧めます。)

まとめ

今回の記事では、脳卒中予防にトマトジュースにオリーブ油とレモン果汁を入れて飲むとどうなるかについて詳しく解説しました。
脳梗塞や脳出血などの脳血管障害は、一度発症すると麻痺やしびれなどの神経症状が後遺症として残ってしまう可能性があるため、事前に予防することが重要です。
そこで、血圧を下げる効果や悪玉コレステロール値を軽減させる効果が期待されるトマトジュースは良い予防法の1つであり、オリーブオイルやレモン果汁を追加することでさらに飲みやすく、かつ効果の増幅が期待できるためおすすめです。
もちろんどの成分も、過剰摂取は良くないため、事前にそれぞれの摂取量は医師に相談しておくと良いでしょう。
一方で、最近では脳細胞の再生を目指す再生医療の発達も注目されています。
ニューロテックメディカルでは、「ニューロテック®」と呼ばれる『神経障害は治るを当たり前にする取り組み』も盛んです。
「ニューロテック®」では、狙った脳・脊髄損傷部の治癒力を高める治療『リニューロ®』を提供しています。
また、神経機能の再生を促す再生医療と、デバイスを用いたリハビリによる同時治療「同時刺激×神経再生医療Ⓡ」によって、これまで予防やリハビリしか手立てのなかった後遺症の根治的な改善が期待できます。

よくあるご質問

トマトジュースは血液サラサラに効果がある?
トマトジュースに多く含まれる「リコピン」と呼ばれる成分には、悪玉コレステロールを減らして、善玉コレステロールを増やす効果があると言われています。
そのため、サラサラとした血液を作り出す効果も期待されます。

オリーブオイルは悪玉コレステロールを下げる効果がある?
オリーブオイルには悪玉コレステロールを下げる効果があります。
オリーブオイルの主成分の1つであるオレイン酸には、悪玉コレステロールであるLDLコレステロールの値を低下させる効果があると報告されています。
一方で、過剰摂取するとカロリー自体は高く、肥満のリスクがあるため注意が必要です。

<参照元>
・活性酸素と酸化ストレス|厚生労働省:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-04-003.html
・脂質による健康影響|農林水産省:https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_eikyou/fat_eikyou.html


あわせて読みたい記事:脳血管疾患を予防するための食事


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貴宝院 永稔【この記事の監修】貴宝院 永稔 医師 (大阪医科薬科大学卒業)
脳梗塞・脊髄損傷クリニック銀座院 院長
日本リハビリテーション医学会認定専門医
日本リハビリテーション医学会認定指導医
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
ニューロテックメディカル株式会社 代表取締役

私たちは『神経障害は治るを当たり前にする』をビジョンとし、ニューロテック®(再生医療×リハビリ)の研究開発に取り組んできました。
リハビリテーション専門医として17年以上に渡り、脳卒中・脊髄損傷・骨関節疾患に対する専門的なリハビリテーションを提供し、また兵庫県尼崎市の「はくほう会セントラル病院」ではニューロテック外来・入院を設置し、先進リハビリテーションを提供する体制を築きました。
このブログでは、後遺症でお困りの方、脳卒中・脊髄損傷についてもっと知りたい方へ情報提供していきたいと思っています。


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