脳梗塞予防でマグネシウムの働きによる驚くべき効果とは|脳卒中・脊髄損傷|麻痺痺れなど神経再生医療×同時リハビリ™で改善

脳梗塞予防でマグネシウムの働きによる驚くべき効果とは

           

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この記事を読んでわかること

マグネシウムが血圧の調整や血管の拡張に寄与し、血流を改善することがわかる
マグネシウムは抗炎症作用と抗酸化作用を持ち、血管内の炎症を軽減し、酸化ストレスを抑えることがわかる
マグネシウムの摂取は血小板の凝集を抑制し、血栓形成を防ぐため、脳梗塞や心筋梗塞の予防に重要であることがわかる


マグネシウムは、血圧の調整、血管の拡張、抗炎症作用、抗酸化作用など、血管の健康を維持するために重要なミネラルです。
マグネシウム摂取量が多い人は脳梗塞のリスクが低く、特に喫煙者においてもその効果が期待されています。
日常の食事にマグネシウムを豊富に含む食品を取り入れることで、健康維持と脳梗塞の予防に役立ちます。

マグネシウムが血管に与える健康効果


脳梗塞は、日本における主要な死因の一つであり、その予防には様々な要素が関わっています。
最近の研究では、マグネシウムが脳梗塞予防に対して重要な役割を果たすことが示されています。
マグネシウムは、血管の健康を維持するために欠かせないミネラルであり、特に血圧の調整や血管の拡張作用があります。

血管の拡張と血流の改善

マグネシウムは、血管の平滑筋細胞に作用して血管を拡張させ、血流を改善します。
これにより、血圧の低下が促進されます。
血圧の管理は、脳梗塞や心疾患の予防に不可欠です。

抗炎症作用と抗酸化作用

マグネシウムは抗炎症作用があり、血管内の炎症を軽減する効果があります。
喫煙や高血圧などによる血管の炎症は、血栓形成や動脈硬化のリスクを高めるため、この作用は非常に重要です。
さらに、マグネシウムは抗酸化作用を持ち、酸化ストレスを軽減します。
酸化ストレスは血管の内皮細胞を傷つけ、血管の弾力性を損なう原因となります。
これにより、マグネシウムは血管の健康維持に役立ちます。

血小板の凝集抑制

マグネシウムは血小板の凝集を抑制する効果もあります。
血小板の過剰な凝集は血栓形成を引き起こし、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高めます。
したがって、マグネシウムの適切な摂取は血栓予防に重要です。

研究結果の裏付け

マグネシウム摂取が血圧の低下や血管の健康改善に寄与することが示されています。
特に、マグネシウムの摂取量が多い人々は、脳梗塞のリスクが低いという結果が得られています。

喫煙者の脳梗塞リスクをマグネシウムが低減するのか

喫煙者の脳梗塞リスクをマグネシウムが低減するのか
喫煙は血管にダメージを与え、脳梗塞のリスクを大幅に増加させます。
ここでマグネシウムが重要な役割を果たします。
スウェーデン国立環境医学研究所のSusanna C. Larsson氏らの報告により、マグネシウムの適切な摂取が喫煙者の脳梗塞リスクを低減する可能性が示されています。
マグネシウムは血管の平滑筋をリラックスさせ、血管を拡張し、血流を改善します。
これにより、血圧が低下し、血管内の炎症が減少します。
喫煙によって引き起こされる酸化ストレスを軽減する効果もあります。
こうした効果が、脳梗塞のリスクを低減すると考えられています。
他にも、マグネシウムの摂取量が1日あたり100mg増えるごとに、脳梗塞のリスクが約5%減少するとのメタアナリシス結果があります。
この効果は、喫煙者にも適用されることが確認されています。

日常で取り入れるべきマグネシウム豊富な食品

マグネシウムを豊富に含む食品を日常的に取り入れることが、脳梗塞予防に役立ちます。
以下は、特にマグネシウム含有量が多い食品の例です。

  1. ほうれん草
    ほうれん草は、マグネシウムを豊富に含む緑黄色野菜の一つです。
    サラダ、スムージー、炒め物など、様々な料理に利用できるため、日常の食事に取り入れやすい食品です。
  2. 豆類
    豆類として、きなこや油揚げ、蒸した大豆、豆腐にもマグネシウムが豊富に含まれています。
  3. 発芽玄米
    発芽玄米には、精白された穀物よりもマグネシウムが多く含まれています。
    例えば、1カップの調理済み玄米には約53mgのマグネシウムが含まれています。
    発芽玄米は食物繊維やビタミン、ミネラルも豊富で、健康維持に役立ちます。
  4. 生の落花生
    落花生(ピーナッツ)も、マグネシウムが豊富に含まれている野菜の一つです。
    殻付き10粒で25gなのですが、マグネシウム量は約25mg含まれています。
    日常のおやつとして取り入れるのも良いでしょう。

これらの食品を日常の食事に取り入れることで、健康維持と脳梗塞の予防に役立てることができます。

まとめ

マグネシウムは血管の健康を維持し、脳梗塞のリスクを低減するために重要なミネラルです。
特に喫煙者においては、マグネシウムの適切な摂取がリスクを軽減する可能性があります。
日常的にマグネシウムを豊富に含む食品を摂取することで、脳梗塞予防に効果を発揮するでしょう。
一度脳梗塞を発症してしまうと、手足の麻痺や言葉の障害などの後遺症が残ってしまう可能性があります。
そこで、私たちニューロテックメディカルでは、『神経障害が治るを当たり前にする取り組み』を、ニューロテック®と定義しました。
そして、脳卒中や脊髄損傷、神経障害の患者さんに対して、同時刺激×神経再生医療®にて『狙った脳・脊髄の治る力を高める治療』を、リニューロ®と定義しました。
また、その治療効果を高めるために骨髄由来間葉系幹細胞、神経再生リハビリ®の併用をお勧めしています。
再生医療にご興味のある方は、ぜひ当院のHPなどもご参照ください。

よくあるご質問

マグネシウムの脳への効果は?
マグネシウムは脳の健康に重要な役割を果たします。血流を改善し、血管の拡張や血圧の調整を助けることで、脳への酸素供給を促進し、脳梗塞のリスクを低減します。また、抗炎症作用や抗酸化作用により、脳細胞を保護し、神経機能をサポートします。

マグネシウム不足は心筋梗塞の原因になりますか?
はい、マグネシウム不足は心筋梗塞のリスクを増加させる可能性があります。マグネシウムは血管の健康を維持し、血圧を調整するため、適切な摂取が不足すると、動脈硬化や血栓形成が進行し、心筋梗塞のリスクが高まります。

関連記事


<参照元>
・CKD MBD 新しい話題(1);マグネシウム.透析会誌.2018;51(11):657-664.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsdt/51/11/51_657/_pdf
・Han, H., Fang, X., Wei, X. et al. Dose-response relationship between dietary magnesium intake, serum magnesium concentration and risk of hypertension: a systematic review and meta-analysis of prospective cohort studies. Nutr J 16, 26 (2017). https://doi.org/10.1186/s12937-017-0247-4
https://nutritionj.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12937-017-0247-4
・Sluijs I, Czernichow S, Beulens JW, Boer JM, van der Schouw YT, Verschuren WM, Grobbee DE. Intakes of potassium, magnesium, and calcium and risk of stroke. Stroke. 2014 Apr;45(4):1148-50. doi: 10.1161/STROKEAHA.113.004032. Epub 2014 Feb 11. PMID: 24519410.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24519410/
・Larsson SC, Virtanen MJ, Mars M, et al. Magnesium, Calcium, Potassium, and Sodium Intakes and Risk of Stroke in Male Smokers. Arch Intern Med. 2008;168(5):459–465. doi:10.1001/archinte.168.5.459
https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/article-abstract/414082
・マグネシウムの働きと1日の摂取量 | 健康長寿ネット
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/mineral-mg.html


あわせて読みたい記事:食事と脳の健康:あなたの食べるものが脳に与える影響


貴宝院 永稔【この記事の監修】貴宝院 永稔 医師 (大阪医科薬科大学卒業)
脳梗塞・脊髄損傷クリニック銀座院 院長
日本リハビリテーション医学会認定専門医
日本リハビリテーション医学会認定指導医
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
ニューロテックメディカル株式会社 代表取締役

私たちは『神経障害は治るを当たり前にする』をビジョンとし、ニューロテック®(再生医療×リハビリ)の研究開発に取り組んできました。
リハビリテーション専門医として17年以上に渡り、脳卒中・脊髄損傷・骨関節疾患に対する専門的なリハビリテーションを提供し、また兵庫県尼崎市の「はくほう会セントラル病院」ではニューロテック外来・入院を設置し、先進リハビリテーションを提供する体制を築きました。
このブログでは、後遺症でお困りの方、脳卒中・脊髄損傷についてもっと知りたい方へ情報提供していきたいと思っています。


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