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脳出血合併症の治療と予防

           

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この記事を読んでわかること

脳出血合併症の治療法の紹介
脳出血後の合併症を予防する生活習慣
薬物治療による合併症予防の可能性


脳出血合併症の治療と予防には生活習慣の管理・薬物治療が有効です。
この記事を読めば脳出血合併症の治療と予防にはどのような生活習慣の管理・薬物治療が有効か知ることができ、また再生医療による治療も選択肢となることを知ることができます。
この記事を読んで、脳出血合併症の治療と予防について知り不安を解消しましょう。

脳出血合併症の治療法の紹介

脳出血合併症の治療法の紹介

再出血予防のための治療

脳出血発症からしばらくは血腫増大の危険があります。
血圧管理や止血剤の点滴が有効です。

脳の腫れに対する治療

血腫(血の塊)の周りには脳のはれ(脳浮腫)が生じ、神経の働きを悪化させたり、生命に危険を及ぼすこともあります。
脳の腫れは、脳出血の発症から数時間後に出現し1~2週間続きます。
抗脳浮腫薬の点滴投与が有効です。

その他の脳出血に伴う合併症としては、肺炎、消化管出血、尿路感染症などが多く、生命にも関わることがあるため、適宜治療を行います。

脳出血後の合併症を予防する生活習慣

脳出血後の合併症を予防する生活習慣
脳出血の危険因子としては、以下などが科学的に確認されています。

  • 高血圧
  • 喫煙
  • アルコールの飲み過ぎ
  • ウェスト/ヒップ比の高値
  • 高齢
  • 男性
  • 血清総コレステロール低値

危険因子が重なることによって出血の危険性が非常に高くなります。
これらの危険因子を管理するような生活習慣で脳出血後の合併症が予防できます。

薬物治療による合併症予防の可能性

薬物治療による合併症予防の可能性
脳出血合併症予防の薬剤として以下が挙げられます。

抗血栓薬

血液を固まりにくくさせたり、血液の流れを良くしたりします。

脳循環代謝改善薬

脳の血流を良くし、脳の働きを活発にさせることにより、脳細胞の働きを高めます。

降圧剤

高血圧は脳出血の原因となるだけでなく、動脈硬化をも進行させます。
服用により、血圧が高くなるのを抑えます。

脂質異常症治療薬

脂質異常とは、血液中にコレステロールや中性脂肪などの脂質が多い状態を言い、動脈硬化を引き起こし、血栓性梗塞の重大な原因となります。
その脂質異常を治療する薬です。

糖尿病治療薬

糖尿病とは血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなってしまう病気をいい、高血糖は、動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞・脳梗塞の原因となります。
また様々な合併症も引き起こします。
その糖尿病を予防・治療する薬です。

まとめ

  • 脳出血合併症の治療法の紹介
  • 脳出血後の合併症を予防する生活習慣
  • 薬物治療による合併症予防の可能性

この記事では、上記について解説してきました。
脳出血合併症には再出血予防のための治療・脳の腫れに対する治療があります。
生活習慣の改善や薬物よる合併症予防も有効と言われています。
近年では、再生医療も注目され実際に効果が出ているとの報告も増えてきています。
ニューロテックメディカルでは、患者様ご自身の体内にある骨髄から骨髄液を採取し、その骨髄液の中にある幹細胞を培養して大量に幹細胞を増やし、患者様のお体に点滴投与していく骨髄由来幹細胞点滴治療とリハビリ治療を併用して行なっています。
再生医療の本来の効果を得るために、リハビリはなくてはならないものと言えます。
この記事を読んで、脳出血合併症の治療と予防についてしっかり理解し対策を行いましょう。
その際の選択肢として再生医療も検討してみてはいかがでしょうか。

Q&A

脳出血の再発を防ぐには?
脳出血の再発を防ぐには高血圧を予防することが有効とされています。生活習慣の改善や降圧薬の内服が有効です。

脳出血が再発する確率は?
1 年以内の再発率は5%程度、5 年以内の再発率は 2 割近くに及ぶと報告されています。

<参照元>
・脳出血 名古屋市立大学
https://w3hosp.med.nagoya-cu.ac.jp/toubu/department/neurosurgery/cerebral-hemorrhage/#:~:text=%E8%84%B3%E5%87%BA%E8%A1%80%E3%81%AB%E4%BC%B4%E3%81%86%E5%90%88%E4%BD%B5%E7%97%87,%E9%81%A9%E5%AE%9C%E6%B2%BB%E7%99%82%E3%82%92%E8%A1%8C%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
・脳出血 水谷脳神経外科クリニック
https://www.mizutani-neuro.com/k-nosyukketu.html
・脳内出血 京都大学
https://neurosur.kuhp.kyoto-u.ac.jp/patient/disease/dis24/



貴宝院 永稔【この記事の監修】貴宝院 永稔 医師 (大阪医科薬科大学卒業)
脳梗塞・脊髄損傷クリニック銀座院 院長
日本リハビリテーション医学会認定専門医
日本リハビリテーション医学会認定指導医
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
ニューロテックメディカル株式会社 代表取締役

私たちは『神経障害は治るを当たり前にする』をビジョンとし、ニューロテック®(再生医療×リハビリ)の研究開発に取り組んできました。
リハビリテーション専門医として17年以上に渡り、脳卒中・脊髄損傷・骨関節疾患に対する専門的なリハビリテーションを提供し、また兵庫県尼崎市の「はくほう会セントラル病院」ではニューロテック外来・入院を設置し、先進リハビリテーションを提供する体制を築きました。
このブログでは、後遺症でお困りの方、脳卒中・脊髄損傷についてもっと知りたい方へ情報提供していきたいと思っています。


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