リハビリ病院って一体どんなところ? | 脳梗塞・脊髄損傷・脳出血の再生医療ニューロテックメディカル

リハビリ病院って一体どんなところ?

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一言に病院といっても、脳梗塞や脳出血を急性期に治療する病院もあれば、後遺症に対するリハビリを専門とする病院もあります。
リハビリ病院は一般の方にはあまり聞き馴染みがないと思いますが、後遺症に苦しむ患者さんにとっては非常に重要な病院です。
そこで今回は、リハビリ病院への入院の条件や良いリハビリ病院の見分け方などを分かりやすく解説します。

リハビリ病院とは?

リハビリの単位や保険点数の内訳とは?

リハビリテーションを医療保険制度のなかで行うためには、実施するリハビリテーションに対する基準を定める必要があります。
リハビリ単位とは、リハビリを行う時間であり20分が1単位になります。
またリハビリの提供体制に基づき、申請できる医療費がレベル分けされています。
さらに疾患ごとに定められた期間、定められた単位数の範囲内でリハビリを提供することができます。

病院で急性期の疾患に対して治療を行った後、患者さんに問題がなければそのまま自宅に退院するのが一般的です。
しかし中には後遺症や筋力低下を認め、そのまま自宅に退院させるにはリスクが高い患者さんもいます。
そこで、病状が安定し急性期から脱した1〜2ヶ月以内の回復期に、集中的にリハビリを行う病院であるリハビリ病院に入院することが1つの選択肢になります。
そもそもリハビリ病院とは、脳梗塞や脳出血などの後遺症や高齢者の骨折などで身体機能が著しく低下した患者さんを対象とした医療機関です。
専門の病院でリハビリテーションを積極的に促すことで、日常生活動作の改善、在宅復帰、寝たきり防止などを効率的に行うことができます。
具体的なリハビリ内容は各患者さんの状況や状態によって異なるため、主治医やリハビリスタッフが話し合って決定しますが、主に1日3時間程度のリハビリや集団体操、レクレーションなどを行います。
また必要に応じて自主訓練やご家族への介護指導なども行います。
このように集中的にリハビリを行うことで、極力早期に社会や家庭に復帰できるようにすることがリハビリ病院の主な目的となっています。
では、具体的にどんな患者さんが入院できるのでしょうか?

リハビリ病院への入院条件

前述したように、まず病状が安定して急性期を脱した患者さんであることが必須条件になります。
実際に長期的なリハビリが必要と判断された場合には、急性期病院からリハビリ病院に診療情報提供書を送ってもらい入院可能かどうか判断を受ける形になります。
また以前までは発症からリハビリ病院に入院するまでの期間には規定があり、例えば重度の脳梗塞であれば発症後60日以内に入院することが定められていました。
これは、患者さんにとってより効果的なタイミングでリハビリを行うための規定でしたが、年々リハビリの需要が高まる中で多くの患者さんを受け入れられるように、2020年度からは「発症から入院までの期間は問わない」と大幅にルールが緩和されました。
しかし実際にリハビリ病院に入院してからは各疾患ごとに入院可能期間が設けられているため、いつまでも入院していられる訳ではありません。
例えば重度の脳梗塞であれば180日間の入院期間が認められていますが、骨折術後は90日間の入院しか認められていません。

リハビリ病院では受け入れ拒否の可能性も!

リハビリ病院の場合、入院期間が決まっているとはいえ比較的長期の入院期間を要するため、患者さんの回転率が悪く満床になってしまう可能性があります。
ベッドが余っていなければ患者さんを受け入れることができず、場合によっては受け入れを拒否される可能性もあります。
また原因疾患のコントロールが不良であったり自宅復帰へのゴール設定に難渋しそうな場合、受け入れ先によっては拒否されてしまう事例があります。

良いリハビリ病院の見分け方は?

リハビリ病院の良し悪しは患者さんによって異なります。
そこで自分に見合った良い病院を選ぶための3つのポイントを解説します。

施設基準

リハビリ病院はその治療目標やリハビリの内容によって、6段階の施設基準に分けられています。
例えば、最も厳しい基準である「入院料1」では休日のリハビリプログラム提供が定められているため、365日リハビリを受けることも可能です。
患者さんの状態に応じて、適切な施設基準の病院を選ぶ必要があります。

提供されるチームアプローチの質

リハビリは、医師をはじめとする看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医療ソーシャルワーカー、栄養士など多職種が関わって提供しています。
リハビリ病院の施設基準次第では、職種によって常在しているかどうかなどのマンパワーに差があるため患者さんに提供できるリハビリにも差が出てきます。
どんな職種がいて、どんなリハビリに強いのか、主治医の専門科が何科なのかなど、患者さんそれぞれに見合った判断が必要になります。

立地

比較的長期間入院するリハビリ病院では、家族の通院も考えると自宅から遠方は避けたほうが良いです。
もちろんリハビリの質や内容が最優先ではありますが、病院の立地も選択基準の1つにすべきです。

まとめ

本書ではリハビリ病院の入院条件や、実際に選ぶ際のポイントを解説してきました。
適切な時期に適切なリハビリをすることは、脳梗塞などの後遺症の予後にも大きな差が出るため非常に重要です。
また、近年は再生医学の進歩で、傷ついた神経細胞が回復する可能性があります。
リハビリと再生医療は機能回復の面で非常に相性の良い治療法です。
具体的には骨髄の中にある幹細胞を取り出し、培養したものを点滴投与する方法です。
幹細胞には損傷した細胞を再構築する能力があるからです。
現在、多くの治療結果が積み重なってきており、その成果が今後更に明らかになっていくと思います。


貴宝院 永稔【この記事の監修】
福永記念診療所 再生医療部長 再生医療担当医師

ニューロテックメディカル代表 Dr.貴宝院 永稔

大阪医科薬科大学卒業
私たちは『神経障害は治るを当たり前にする』をビジョンとし、ニューロテック®(再生医療×リハビリ)の研究開発に取り組んできました。
リハビリテーション専門医として17年以上に渡り、脳卒中・脊髄損傷・骨関節疾患に対する専門的なリハビリテーションを提供し、また兵庫県尼崎市の「はくほう会セントラル病院」ではニューロテック外来・入院を設置し、先進リハビリテーションを提供する体制を築きました。
このブログでは、後遺症でお困りの方、脳卒中・脊髄損傷についてもっと知りたい方へ情報提供していきたいと思っています。

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コメント

  1. おはようございます。
     
     提供されるチームアプローチの質
     立地

     まさしくその通りです。

     ただし当事者は判断できる状態でないこともあり、現実的には家族の選択になろうかと思います。
     結果ではありますが、自宅から遠く無いのは必須でした。リハビリの高度化(=リハビリの熱量、質とお考えください)に従って、必要なものが変わっていったので、都度持ってきてもらっていました。例えば靴。私は半身不随だったのでもう歩けないと考えてました。偶然、一瞬、自立した瞬間を理学療法士さんに目撃され、そこからマジックテープの靴とかイロイロとモノが変わっていきました。

     症状は人それぞれなので、必要なものもそれぞれ。
    しまいには復職にむけてノートパソコンまで使っていました。
    今では若干の後遺症はあるものの、1300m程の山に登山出来ているのは、リハビリ病院の皆様のおかげです。

    その刺激はどこかに効く

    • コメントありがとうございました。
      リハビリによる後遺症の改善が高まり、大きな変化を感じられる状態に繋がってきた事は非常に素晴らしい事だと思います。
      ぜひ、当サイトへのリンクもお願いいたします。

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