パーキンソン症候群の症状 | 脳梗塞・脊髄損傷・脳出血の再生医療ニューロテックメディカル

パーキンソン症候群の症状

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「パーキンソン」という言葉は印象的なので、耳にした記憶があることと思います。
しかし実際にどういう病気なのか、「パーキンソン病」「パーキンソン症候群」「パーキンソニズム」などいくつかの用語の正しい意味、違いをご存じの方は少ないのではないでしょうか?
この記事ではパーキンソン症候群の症状、パーキンソン症候群とパーキンソン病の違いについて説明していきます。

パーキンソン症候群とパーキンソン病の違い

パーキンソン病の症状
「パーキンソン病」は約200年前にイギリス人医師James Parkinsonが報告した疾患です。
手の震えや小走りするように歩く様子が特徴的な疾患で、動作が緩慢になりバランスがとりづらくなることなどから、日常生活への影響が大きい疾患です。
年齢とともに発症率が増加するため、高齢化が進む日本では患者さんの数が増加し問題となっています。
パーキンソン病の原因は、脳の中にある中脳という場所でドパミンという物質を分泌する神経細胞が減少することです。
αシヌクレインというたんぱく質が神経細胞に溜まることが原因と考えられています。
「パーキンソン症候群」はパーキンソン病のような症状を呈するものの、原因が異なる状態をまとめて指す言葉です。
パーキンソン病ではドパミンの分泌が減少するためその働きが不十分となり症状が起こります。
パーキンソン症候群の場合、パーキンソン病と同じようにドパミンの分泌が減少する疾患もあれば、ドパミンに対する反応が鈍くなる疾患など様々です。
原因は異なっても、ドパミンの作用が減少する結果としてパーキンソン病のような症状を起こすというわけです。
ちなみに「パーキンソニズム」はパーキンソン病に特徴的な症状のことを指します。

パーキンソン症候群の症状

パーキンソン症候群に含まれる疾患に共通する症状は、パーキンソン病の症状(パーキンソニズム)です。
パーキンソン病の症状は多数ありますが、無動・振戦・強剛・姿勢保持障害のことを4大症状と呼びます。
無動は動作を開始するのが遅くなり、動き自体が遅くなることで動作の回数や量が減少します。
振戦は手が震えることです。
じっとしている時に手が震えますが、寝ている時は収まります。
強剛は体に力が入り過ぎてしまい、関節が動きづらくなる症状です。
姿勢保持障害ではバランスを保つことが難しくなるため、立っている状態で何らかの力が外からかかると、容易に転倒してしまいます。
以上は体の運動に関わる症状ですが、他にも睡眠障害や精神・認知障害、自律神経障害など様々な症状が起こります。
パーキンソン症候群ではその原因となる疾患により、発生しやすい症状が異なります。

パーキンソン症候群の原因となる疾患と特徴的な症状

パーキンソン症候群の原因には多数の疾患がありますが、この記事では代表的な疾患として「脳血管性パーキンソニズム」「進行性核上麻痺」「大脳皮質基底核変性症」「多系統萎縮症」について取り上げます。

脳血管性パーキンソニズム

脳梗塞や脳出血など、脳の血管の障害で起こるパーキンソン症候群のことです。
脳梗塞は脳のどこにでも起こる可能性がありますが、特に基底核や大脳皮質下白質という場所に発症した時にパーキンソニズムが発生しやすくなります。
顔や上肢の動きと比較して、小刻みな歩行やすくみ足など下肢の症状が目立ちやすいという特徴があります。

進行性核上麻痺

脳の中の大脳基底核、脳幹、小脳という場所の神経細胞が減少してしまう難病です。
転びやすい、動作がゆっくりになるなどパーキンソニズムが初期から起こります。
眼を上下に動かすことができないという特徴的な症状を起こすことがあります。

大脳皮質基底核変性症

脳の前頭葉や頭頂葉が萎縮してしまう難病です。
筋肉の硬さや歩行障害などのパーキンソニズムとともに、手が思うように使えない、動作がぎこちないなど運動の障害が左右どちらかに強く発生します。

多系統萎縮症

脳の様々な部分が変性し、脱落してしまう疾患です。
パーキンソニズムとともに、小脳障害(歩行時のふらつきや細かい運動ができない)や自律神経障害(血圧の変動が大きい、排尿がうまくできないなど)が起こります。

パーキンソン症候群に対する再生医療

パーキンソン症候群ではパーキンソン病に対する薬剤も効果が乏しいことが多く、治療の決め手がないのが現状です。
一度発生してしまった神経の障害が元に戻ることはなく、生涯続く後遺症となってしまいます。
神経の障害を再生する、または神経の障害を最小限にとどめるといった効果が期待されているのが、再生医療です。
再生医療では神経の元になる細胞を移植することで、神経の機能を再生し、また細胞が成長する過程で分泌される有用な物質の効果により、機能回復を図ります。
ニューロテックメディカル株式会社では、「ニューロテック®」として脳卒中・脊髄損傷・神経障害などに対する幹細胞治療の基盤特許を取得しており、再生医療の効果を高める取り組みを行っています。
パーキンソン症候群に対しては、再生医療と最先端のリハビリテーションを組み合わせることで最大限の機能回復を達成できると考えています。
パーキンソン症候群の症状にお悩みの患者さんやご家族の方は、ぜひご相談ください。

まとめ

パーキンソン症候群の症状について、解説しました。
高齢化が進むことでパーキンソン病やパーキンソン症候群を患う方の人数は増加傾向であり、その対策は急務です。
再生医療が解決の一助となることが期待されています。

パーキンソン病診療ガイドライン2018
・「脳血管性パーキンソニズム」日本内科学会雑誌92(8)
難病情報センターホームページ

貴宝院 永稔【この記事の監修】
福永記念診療所 再生医療部長 再生医療担当医師

ニューロテックメディカル代表 Dr.貴宝院 永稔

大阪医科薬科大学卒業
私たちは『神経障害は治るを当たり前にする』をビジョンとし、ニューロテック®(再生医療×リハビリ)の研究開発に取り組んできました。
リハビリテーション専門医として17年以上に渡り、脳卒中・脊髄損傷・骨関節疾患に対する専門的なリハビリテーションを提供し、また兵庫県尼崎市の「はくほう会セントラル病院」ではニューロテック外来・入院を設置し、先進リハビリテーションを提供する体制を築きました。
このブログでは、後遺症でお困りの方、脳卒中・脊髄損傷についてもっと知りたい方へ情報提供していきたいと思っています。

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