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パーキンソン病の初期症状から末期症状まで

           

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現在国内で増加中のパーキンソン病は、脳内のドパミンが不足することで起こる脳の病気です。
ドパミンは神経の情報を伝える多彩な役割を果たしているので、不足することで起こる症状はさまざまです。
ここでは、パーキンソン病の症状について詳しく説明していきます。

パーキンソン病による運動の症状

パーキンソン病の症状
パーキンソン病で目立つのは、ゆっくりとした動作や手のふるえなど、運動に関わる症状です。

無動(むどう

無動はパーキンソン病患者さんの主要な症状です。
動作を開始するのが遅くなり、動き自体が遅くなります。
それに伴い動作する回数や量が少なくなります。
初期では文字がうまく書けなくなり小さくなってしまう小字症になったり、お箸が使いづらくなったりするなど、手の細かい動きが難しくなります。
症状が進行すると歩行や寝返りなど大きな動きが障害されていきます。
パーキンソン病の方では顔の変化が少なくなり無表情になるのが特徴的ですが、それも無動の一つです。

振戦(しんせん)

いわゆる、手のふるえです。
じっとしている時に手がふるえ、歩行時や精神的緊張がかかる場面などでふるえが強くなるものの、寝ている時には消失します。
パーキンソン病患者さんの4人に3人程度は振戦が起こるとされています。

強剛(きょうごう)

からだに力が入りすぎてしまい、関節が動きづらくなる症状です。
他人が動かそうとしても、無意識に力が入ってしまうためスムーズに動かすことができません。
リハビリテーションの支障となりやすい症状です。
無動、振戦、強剛をあわせてパーキンソン病の3大症状と呼ぶことがあります。

姿勢保持障害

病初期でみられることはほとんどなく、症状が進行すると起きる症状です。
姿勢を保つのが難しくなるため、立っている状態で何らかの力が外からかかると、簡単に転倒してしまいます。
3大症状に姿勢保持障害を加えて、4大症状と呼ぶことがあります。

パーキンソン病による運動以外の症状

パーキンソン病は運動に関わる症状が目立つため、まずそこに目がいきますが、実はほとんどの患者さんに運動以外の症状が起きています
ドパミンは脳の中でさまざまな役割を果たしているためです。

睡眠障害

日中に眠ってしまう、食事や会話・運転中などに突然眠ってしまうといった、寝すぎる症状がある一方で、夜間寝つけない、途中でおきてしまうなど不眠を感じる場合もあります。
眠っている間に夢の内容に一致した異常な行動を起こしてしまう、寝ようとするときに足がむずむず(動かしたくてたまらない)して不快になる、などの症状を自覚することもあります。

精神、認知、行動障害

パーキンソン病ではうつを起こしてしまうことが多く、約4割程度の患者さんが悩んでいるとされています。
発症前や発症初期から起こりやすいため、重要な症状です。
そのほか幻覚や妄想、記憶障害、認知機能の障害など、さまざまな症状を起こします。
認知症を伴うパーキンソン病の状態になると生活能力の低下が著しくなるため、重篤な状態であるといえます。

自律神経障害

血圧の調節能力が不十分となり、立ち上がった時などにめまいや立ちくらみを起こしてしまう、起立性低血圧を起こします。
高齢の方で起こりやすい症状です。
頻尿や尿失禁といった排尿障害、便秘などの消化管障害、男性では勃起障害、発汗障害、よだれといった症状が起こることがあり、これらは自律神経の機能低下が原因です。

感覚障害

パーキンソン病患者の7〜8割で、嗅覚の障害が起こります。
パーキンソン病と診断される前に出現していることがほとんどであるため、早期診断のため重要な症状であるといえます。
感覚の障害と関連して、からだの痛みとして自覚することも多く、6〜7割の患者さんで起こるとされています。

パーキンソン病に対する再生医療とリハビリテーション

パーキンソン病の症状は運動に関わるもの、関わらないものさまざまですが、どれも日常生活を送るのが困難になる重要な症状です。
原因は脳内のドパミンを分泌する細胞が死んでしまったり、機能が低下してしまったりすることによるドパミン不足であるため、自然に治ることは期待できないばかりか、徐々に進行してしまう可能性があります。

障害された脳の神経機能はもとに戻ることはなく、生涯残る後遺症となってしまいます。
日常生活能力を維持するためにはリハビリテーションが重要で、残された能力をフルに活用しなければなりません。

それでも脳の機能が低下してしまうことに対しては打つ手がありません。
そこでパーキンソン病に対する新たな治療として期待されているのが、再生医療です。

再生医療とは、神経などの障害に対して細胞のもととなる幹細胞などを使用して臓器や組織を再生し、機能の回復を目指す医療です。
近年、脳梗塞や脊髄損傷など神経の障害に対して再生医療が応用され、成果が出てきています。
ニューロテックメディカル株式会社では、「ニューロテック®」として脳卒中・脊髄損傷・神経障害などに対する幹細胞治療の基盤特許を取得しており、再生医療の効果を高める取り組みを行っています。
パーキンソン病に対しては、再生医療と最先端のリハビリテーションを組み合わせることで最大限の機能回復を達成できると考えています。
パーキンソン病にお悩みの患者さんやご家族の方は、ぜひご相談ください。

Q&A

パーキンソン病の効果的なリハビリは?
パーキンソン病には「運動療法」が効果的です。
その中でも”LSVT”というパーキンソン病に特化したリハビリがあります。
LSVTは”大きく身体を動かすトレーニング”と”大きな声を出すトレーニング”があり、続けていくことで身体機能の維持・改善に繋がります。
しかし、LSVTは認定試験に合格した療法士しか行うことができません。

まとめ

パーキンソン病の症状について、解説しました。
初期症状と思われる症状を自覚している方、身近な方の動作や手のふるえが気になる方は近隣の医療機関で相談してみることをおすすめします。


貴宝院 永稔【この記事の監修】貴宝院 永稔 医師 (大阪医科薬科大学卒業)
脳梗塞・脊髄損傷クリニック銀座院 院長
日本リハビリテーション医学会認定専門医
日本リハビリテーション医学会認定指導医
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
ニューロテックメディカル株式会社 代表取締役

私たちは『神経障害は治るを当たり前にする』をビジョンとし、ニューロテック®(再生医療×リハビリ)の研究開発に取り組んできました。
リハビリテーション専門医として17年以上に渡り、脳卒中・脊髄損傷・骨関節疾患に対する専門的なリハビリテーションを提供し、また兵庫県尼崎市の「はくほう会セントラル病院」ではニューロテック外来・入院を設置し、先進リハビリテーションを提供する体制を築きました。
このブログでは、後遺症でお困りの方、脳卒中・脊髄損傷についてもっと知りたい方へ情報提供していきたいと思っています。


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