脳梗塞の完治率について | 脳梗塞・脊髄損傷・脳出血の再生医療ニューロテックメディカル

脳梗塞の完治率について

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脳梗塞は再発率が高い疾患の一つです。
脳梗塞の原因となる高血圧や糖尿病などの生活習慣病を上手にコントロールしなければ再発する可能性は高まり、実際に再発すれば初回発症時と比較して生命予後に多大な影響を与えかねません。
特に60〜70代の男性は再発リスクが高いため注意が必要です。
今回は再発の予防法を詳しく解説していきます。

脳梗塞の再発について

健康食
一度脳梗塞になった場合、再発予防のために血液をサラサラにする抗血小板薬や抗凝固薬を内服するのが基本治療になりますが、それでも脳梗塞は再発しやすい疾患と言われています。
再発しやすい理由は、脳梗塞の原因に生活習慣病が大きく関わっているからです。
脳梗塞は高血圧や糖尿病などの生活習慣病によって脳の血管に動脈硬化やアテローム性変化が起こり閉塞に至る疾患なので、原因となる生活習慣病が改善しないと再発の可能性も高まってしまうのです。
では具体的に再発率を見ていきましょう。

発症後の再発率

一度脳梗塞に罹患した患者さんであれば、発症後1年で約10%、発症後5年で約35%、発症後10年で約50%が累計で再発すると言われています。
つまり平均で毎年5%の人が再発することになります。
初年度の再発率は約10%ですので、初回発症から1〜2年後は特に再発率が高いということがわかります。
次に年齢や性別での再発率の統計をご紹介します。

年齢別再発率

再発患者を年齢別に比較すると主に60〜70歳代が最も多く、60歳代で約40%、70歳代で約30%ほどと言われています。
50歳代では約20%程度なのでやはり60歳代での再発がピークと言えます。
40歳代後半で再発率は約5%まで低下しますので、30歳代での再発はなんらかの特異的な疾患がない限りほぼ起こらないと考えられます。

男女別再発率

次に性別で比較してみると、脳梗塞の場合初回発症後の5年間での再発率は男性で約40%、女性で約20%であり男性の方が女性よりも約2倍再発しやすいと言われています。

脳梗塞の再発予防のための食事

前述した通り脳梗塞が再発しやすい病気である理由は、生活習慣病との強い結びつきがあるからです。
生活習慣病、つまり高血圧や糖尿病、高脂血症、高尿酸血症は血管に負荷をかけてしまうため動脈硬化を進行させてしまいます。
中でも高血圧は過去の研究結果からも代表的なリスク因子として挙げられています。
また糖尿病や高脂血症の影響で血管壁にアテロームというコブが形成されてしまい血栓形成のリスクを上げてしまうのです。
つまり、脳梗塞になった場合これらの生活習慣病を上手にコントロールしていかなければ再発の可能性は高まってしまいます。
生活習慣病はその名の通り、我々の普段の生活習慣の結果招かれる病気なので逆に生活習慣を改善することが再発予防の観点で非常に重要です。
具体的に例を挙げてみましょう。

飲酒や喫煙は控える

少量の飲酒(日本酒1合程度)であれば問題ありませんが、多量の飲酒は筋肉を分解して脂肪に変えてしまうので糖尿病や高脂血症のリスクを増大させてしまいますので避けるべきです。
また喫煙は動脈硬化を進行させてしまうため避けるべきです。

塩分摂取量を抑える

塩分は血液量を増大させるため血管への負荷がかかり、結果的に高血圧や動脈硬化を引き起こす原因になります。
一日の塩分摂取量は成人男性で8g未満、女性で7g未満、高血圧患者で6g未満に抑えるべきです。

野菜をしっかり摂取する

野菜にはカリウムやビタミンが豊富に含まれています。
カリウムはナトリウム、つまり塩分を体外に排出する際に必要となる電解質です。
カリウムを摂取することで塩分を積極的に体外に排出し高血圧を予防できます。
一日350g以上の野菜を摂取するのが好ましいと言われています。
以上のことをまとめると、なるべく塩分を抑えて、野菜や魚メインの、糖質や脂質の低い食事を摂取することが脳梗塞の再発予防には好ましいと言えます。
また脱水は血液の粘性を増加させてしまうため、長時間の入浴や激しすぎる運動は控えてしっかり飲水を行うことも再発予防には重要です。

脳梗塞再発による生命予後

当然初回の脳梗塞に比べて2回目以降の脳梗塞では、梗塞の範囲が広がるため神経学的予後は悪化します。
脳梗塞再発後の1年以内の死亡率は約10%と言われていて、予後が非常に悪いことがわかっています。
再発予防を心がけることがとても重要です。

まとめ

脳細胞は一度損傷すると機能の回復は困難です。
脳梗塞の再発となれば、初発時よりもさらに広範な梗塞による機能障害が予想されるため後遺症による日常生活への影響も計り知れません。
しかし、近年では再生医療の発達が目覚ましいです。
骨髄から採取した幹細胞を点滴から投与すれば、幹細胞が神経に定着して死んだ脳細胞の代わりとなり再び機能が甦る可能性があるのです。
再生医療を併用すれば、リハビリによる機能回復にさらなる期待が持てます。
現在、多くの治療結果を積み重ねており、その成果が期待されています。


貴宝院 永稔【この記事の監修】
福永記念診療所 再生医療部長 再生医療担当医師

ニューロテックメディカル代表 Dr.貴宝院 永稔

大阪医科薬科大学卒業
私たちは『神経障害は治るを当たり前にする』をビジョンとし、ニューロテック®(再生医療×リハビリ)の研究開発に取り組んできました。
リハビリテーション専門医として17年以上に渡り、脳卒中・脊髄損傷・骨関節疾患に対する専門的なリハビリテーションを提供し、また兵庫県尼崎市の「はくほう会セントラル病院」ではニューロテック外来・入院を設置し、先進リハビリテーションを提供する体制を築きました。
このブログでは、後遺症でお困りの方、脳卒中・脊髄損傷についてもっと知りたい方へ情報提供していきたいと思っています。

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