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幹細胞治療をやってみたいと思うあなたへ提案できる事

           

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この記事を読んでわかること

幹細胞治療がどのような病気に対して用いられているか
幹細胞治療の利点はどのようなものか
骨髄由来と脂肪由来の幹細胞の違いはどのようなものか


幹細胞治療は、注目されている再生医療の一つです。
特に自己由来幹細胞を用いた治療は、その安全性と効果により多くの研究者や医師から期待されています。
この記事では、幹細胞治療を受ける際に気をつけるポイントや、幹細胞治療の効果や可能性について解説していきます。

保険外診療を考慮する際のポイント

幹細胞治療は、近年医療分野で注目されている再生医療の一つです。
しかし、この治療を受けるにあたっては、保険外診療であることや経済的な負担など、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。
その一つに、経済的な考慮が必要という点があります。
幹細胞治療は多くの場合、保険適用外の治療となります。
そのため、治療に際しての費用は全額自己負担となることが一般的です。
あらかじめ治療費用の見積もりを取り、ご自身の経済状況と相談しながら治療を検討することが重要です。
また、治療の効果やリスクについても十分に理解しておくことも大切となります。

幹細胞治療の可能性とその療法について

自己脂肪由来幹細胞治療は美容などに適している
幹細胞治療は、損傷した組織や器官の修復・再生を目指す先進的な治療法です。
この治療法の中でも、脳卒中や脊髄損傷など神経障害に対する神経再生に適していると言われる骨髄由来幹細胞治療とは別に、自己脂肪由来の幹細胞治療は美容分野などで注目を集めています。
これは、骨髄由来の場合、腸骨から採取する骨髄穿刺に対して、患者自身の脂肪組織から採取した幹細胞を使用するため、拒絶反応のリスクが低く、採取も比較的容易であるという利点があるためです。
さて、ここからは、自己骨髄由来幹細胞治療と自己脂肪由来幹細胞治療の違い、そしてどのように応用されているのかをご紹介しましょう。

自己骨髄由来幹細胞の応用

自己骨髄由来幹細胞は、私たちの身体の中にある自分を治す力、色々な細胞に分化することの出来る幹細胞で、怪我や病気の治療に使われます。
これらの幹細胞は、骨の中から取り出され、その人自身の身体から採取されます。
採取された幹細胞は、再生医療としてさまざまな方法で使われます。
たとえば、怪我をした部位に注入されることで、その部位の再生を助けたり、病気の治療に役立ったりします。
自己骨髄由来幹細胞は、今まで研究の歴史が最も長く、安全で効果的な治療法として、医学の世界で注目されています

骨髄由来と脂肪由来幹細胞治療の安全性と効果

神経障害治療には骨髄由来の幹細胞が適している
骨髄由来の幹細胞治療は、血液疾患や免疫系の疾患に対する治療として長い歴史を持っています。
一方、脂肪由来の幹細胞治療は、美容医療や整形外科領域での応用が進んでいます。
どちらの治療法も一定の安全性と効果が認められていますが、個々の症状や健康状態に応じて最適な治療法を選択することが重要です。
ここでは、それぞれについて詳しく解説します。

骨髄由来幹細胞治療

骨髄由来幹細胞治療は、特に血液疾患や免疫系の疾患に対する治療として広く用いられています。
骨髄移植は、白血病やリンパ腫などの血液がん、骨髄異形成症候群、重症再生不良性貧血などの治療に効果的であることが確認されています。
骨髄由来幹細胞は、患者自身(自家移植)または適合するドナー(同種移植)から採取され、患者に移植されます。
この治療法は、長年にわたり使用されており、効果と安全性が認められています。
一方で、感染症のリスクや移植片対宿主病(GVHD)などの合併症が発生する可能性がある点には注意が必要です。
また、ヒト骨髄間葉系幹細胞からは、脂肪由来間葉系幹細胞と比較して、BDNF(脳由来神経栄養因子)、NTF(神経成長因子)などの液性因子がたくさん放出されます。
それら液性因子は、神経回路の伝導性を改善したり、幹細胞の分化誘導を促進したりするなどの効果があります。
投与タイミングに合わせて狙った回路を同時に刺激することで、その神経回路の伝導性を改善し軸索伸長を促したり、神経回路を再構築するための脳の可塑性高めることが神経再生医療の役割になります。

自己脂肪由来幹細胞治療

脂肪由来幹細胞治療は、美容医療や整形外科領域での応用が進んでいます。
自己脂肪由来の幹細胞は、脂肪吸引により容易に採取でき、患者自身から採取するため拒絶反応のリスクが低いという利点があります。
この治療法は、変形性膝関節症や腱・靭帯損傷の治療、顔面や乳房の再建、しわや傷跡の改善など、さまざまな用途に使用されています。
自己脂肪由来幹細胞治療は比較的新しい治療法であり、安全性と効果については引き続き研究が行われていますが、既に多くの臨床研究で有望な結果が報告されています。

まとめ

幹細胞治療は再生医療の分野で大きな可能性を秘めています。
しかしながら、治療を受けるにあたっては、保険外診療であることや経済的な負担を考慮する必要があります。
自己脂肪由来の幹細胞治療は、その安全性と効果から多くの疾患に対して応用されています。
治療を検討する際には、専門医と十分に相談し、適切な情報をもとに判断することが重要です。
当院ニューロテックメディカルでも、幹細胞治療によって従来は治らなかった病気の治療に取り組んでいます。
その一つとして、『神経障害は治るを当たり前にする取り組み』を、ニューロテック®と定義しました。
さらに、脳卒中や脊髄損傷、神経障害の患者さんに対する『脳の治る力を高める治療』を、リニューロ®と定義しました。
リニューロ®は、同時刺激×再生医療、骨髄由来間葉系幹細胞、神経再生リハビリによって『脳の治る力を高める治療』です。
当院では、主に脳卒中や脊髄損傷に対する再生医療を行っています。
こうした病気による後遺症などがあり、再生医療にご興味のある方は、ぜひ一度当院までご相談ください。

Q&A

再生医療に期待することは何ですか?
再生医療に期待が持たれる点の一つに、副作用が少ないということがあります。 患者自身の骨髄や血液、脂肪などから採取した幹細胞を培養します。その幹細胞を治療箇所に移植するため、拒否反応などの副作用が起こる可能性は低いと考えられます。

幹細胞治療の問題点は?
幹細胞治療の問題点としては、まず費用の問題があります。幹細胞治療の多くは保険診療外の治療になることが多いので、自費診療として高額の治療費がかかることもありえます。また、幹細胞治療には未知の副作用がある可能性もあります。

<参照元>
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貴宝院 永稔【この記事の監修】貴宝院 永稔 医師 (大阪医科薬科大学卒業)
脳梗塞・脊髄損傷クリニック銀座院 院長
日本リハビリテーション医学会認定専門医
日本リハビリテーション医学会認定指導医
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
ニューロテックメディカル株式会社 代表取締役

私たちは『神経障害は治るを当たり前にする』をビジョンとし、ニューロテック®(再生医療×リハビリ)の研究開発に取り組んできました。
リハビリテーション専門医として17年以上に渡り、脳卒中・脊髄損傷・骨関節疾患に対する専門的なリハビリテーションを提供し、また兵庫県尼崎市の「はくほう会セントラル病院」ではニューロテック外来・入院を設置し、先進リハビリテーションを提供する体制を築きました。
このブログでは、後遺症でお困りの方、脳卒中・脊髄損傷についてもっと知りたい方へ情報提供していきたいと思っています。


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