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高次脳機能障害の原因と予防策

           

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この記事を読んでわかること

脳梗塞以外の高次脳機能障害の原因
予防可能な危険因子と生活習慣の改善
早期発見と治療の重要


今回は高次脳機能障害の原因と予防策について解説します。
脳卒中、外傷、脳腫瘍、感染症、神経変性疾患などが原因となります。
予防策として、生活習慣病にならない、定期的な健康チェック、事故や怪我に対する安全対策が大切です。
生活習慣病にならないためには、栄養バランスのとれた食事、適度な運動、ストレス管理などを取り入れましょう。

脳梗塞以外の高次脳機能障害の原因

脳梗塞以外の高次脳機能障害の原因について解説します。
脳梗塞が最も一般的な原因ですが、他にも様々な原因があります。
外傷性脳損傷は、交通事故、転倒、スポーツ中の頭部打撃などで起こります。
脳挫傷や脳内出血を起こすことにより高次脳機能障害のリスクファクターとなります。
特に、高次脳機能に関わる前頭葉や側頭葉の損傷は、記憶障害、注意障害、遂行機能障害などの症状を引き起こしやすいです。
脳腫瘍は、腫瘍ができる場所、大きさ、種類によって症状が異なります。
高次脳機能障害は、腫瘍が前頭葉や側頭葉などに発生した場合に起こりやすく、記憶障害、言語障害、実行機能障害などがみられます。
脳炎は、ウイルスや細菌などの病原体が脳に感染して炎症を起こした状態です。
ヘルペス脳炎や日本脳炎などが代表疾患です。
損傷部位により意識障害、記憶障害、認知機能障害など、症状は様々です。
脳症は、脳の機能が異常になる状態です。
低酸素や代謝異常が原因となります。
意識障害、記憶障害、認知機能障害など、症状は様々です。
その他、アルツハイマー病、パーキンソン病、脳性麻痺、多発性硬化症、うつ病、統合失調症なども原因となります。

予防可能な危険因子と生活習慣の改善

予防可能な危険因子と生活習慣の改善
予防可能な危険因子と生活習慣の改善について解説します。
喫煙はタバコに含まれる有害物質により血管を収縮させ、血液循環を悪化させます。
そのため、脳血流に影響を与えリスクを増加させるので禁煙しましょう。
過剰の飲酒は脳にダメージを与えて認知機能や判断力を低下させる可能性があります。
適度なアルコール摂取に努めましょう。
糖分、飽和脂肪酸の摂取量を減らしたバランスの取れた食事は心血管の健康を保つため、高次脳機能障害のリスクを低減します。
健康的な食事に心がけましょう。
運動は全身の血流を改善し、脳の機能を促進します。週に3〜5回、30分以上の有酸素運動が有効です。
可能でしたら、筋力トレーニングも取り入れると効果的です。
適度な定期的な運動を心がけましょう。
ストレスは血圧を上昇させ、脳卒中のリスクを高めますので、自分なりのリラックス法やストレス軽減法を見つけることが大切です。
さらに、脳を活性化させる認知トレーニングや新しいことに挑戦することが、脳の機能を維持・向上させることができます。
高血圧、高脂血症、糖尿病などは脳血管疾患のリスクを高めます。
定期的な受診を継続し良好なコントロールを目指しましょう。

早期発見と治療の重要性

早期発見と治療の重要性について解説します。
高次脳機能障害は、早期の発見により脳の機能回復が望め、生活の質の改善や社会復帰の可能性を高めることができます。
自分を含め周りの人が以下の症状に気づきましたら医療機関を受診して下さい。
記憶力や集中力の低下、言葉の理解や発話の困難、判断力や意思決定の困難、性格や行動の変化、視覚空間能力の障害などです。
しかしながら、病状の初期においては症状が分かりにくいことも多いので注意して下さい。
早期治療としては、失われた機能の回復や訓練をめざすリハビリテーション、症状を寛解するための薬物療法、脳腫瘍などに対する手術療法があります。
実際には、これらの治療は組み合わせて行われます。
加えて、高次脳機能障害の患者は日常生活に様々な困難を抱えておりますので、周囲の人たちの理解や協力により治療効果があがることがしばしばです。
患者のペースに合わせたコミュニケーション、患者の気持ちに寄り添うサポートなどに注意を払いましょう。
また、必要に応じて医療専門家の支援などを求めることも大切です。

まとめ

今回の記事では、高次脳機能障害の原因と予防策について解説しました。
高次脳機能障害は脳の損傷による多彩な症状を認める疾患です。
損傷を癒す治療は難しく、様々な研究がなされていますが、その中でも再生医療の応用が期待されています。
神経の再生医療は最も盛んに研究されている現状です。
脳や脊髄の損傷に対して、「ニューロテック®」と呼ばれる「神経障害が治ることを当たり前にする取り組み」も盛んです。
ニューロテックメディカルでは、狙った脳・脊髄の治る力を高める治療『リニューロ®』を提供しております。
さらに、神経機能の再生を促す再生医療と、デバイスを用いたリハビリによる同時治療「同時刺激×神経再生医療Ⓡ」があります。
高次脳機能障害の後遺症に苦しむ患者に対して、神経を再生する医療は新たな治療の選択肢として期待がもてます。

Q&A

高次脳機能障害の予防法は?
脳卒中や交通事故の防止、頭部外傷の予防、脳の健康維持などが予防法となります。
脳の健康維持として、日常生活における、適度な運動、バランスの良い食事、質の良い睡眠、ストレス管理、読書などが重要です。
これらの行動は脳を活性化します。

高次機能障害の原因で最も多いのは何か?
脳卒中です。
脳梗塞や脳出血などが該当し、脳の血管が詰まったり破れたりすることで、脳の神経細胞が損傷し高次機能障害を起こします。
次に多いのは、外傷性脳損傷です。
交通事故や転倒などが原因となります。
その他、脳腫瘍、脳炎、低酸素脳症などが原因となることもあります。
いずれも脳の組織に損傷を生じるために起こります。

<参照元>
・高次脳機能障害の原因・特徴 – 東北医科薬科大学病院:https://www.hosp.tohoku-mpu.ac.jp/center/brain_dysfunction/bd_what.html
・脳梗塞以外の高次脳機能障害の原因 | リハビリテーション医療情報サイト RehaNavi :https://www.daido-life-welfare.or.jp/pdf/No.67.pdf
・高次脳機能障害情報・支援センター:http://www.rehab.go.jp/brain_fukyu/rikai


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貴宝院 永稔【この記事の監修】貴宝院 永稔 医師 (大阪医科薬科大学卒業)
脳梗塞・脊髄損傷クリニック銀座院 院長
日本リハビリテーション医学会認定専門医
日本リハビリテーション医学会認定指導医
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
ニューロテックメディカル株式会社 代表取締役

私たちは『神経障害は治るを当たり前にする』をビジョンとし、ニューロテック®(再生医療×リハビリ)の研究開発に取り組んできました。
リハビリテーション専門医として17年以上に渡り、脳卒中・脊髄損傷・骨関節疾患に対する専門的なリハビリテーションを提供し、また兵庫県尼崎市の「はくほう会セントラル病院」ではニューロテック外来・入院を設置し、先進リハビリテーションを提供する体制を築きました。
このブログでは、後遺症でお困りの方、脳卒中・脊髄損傷についてもっと知りたい方へ情報提供していきたいと思っています。


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