脳出血の改善方法と予防策 | 再生医療|脳梗塞・脊髄損傷の後遺症を幹細胞治療で改善|ニューロテックメディカル

脳出血の改善方法と予防策

           

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脳出血は脳の血管が破れることで脳内に血腫ができ、脳の機能が損なわれる病気です。
この記事では、脳出血の予防方法や、脳出血後の後遺症の改善方法として健康的な生活習慣やリハビリテーションについても解説していきます。
また、脳出血後の再生医療の可能性にも触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

脳出血のリハビリテーションと治療法

脳出血MRI
ではまず、脳出血の早期症状と対応策について説明していきます。
脳出血は、脳の血管が破れることで脳内に血腫ができ、その部位の機能が損なわれてしまう病気です。
脳出血は被殻や視床、小脳、脳幹、皮質下などで起こります。
脳出血の早期症状は出血の場所によって異なりますが、最も多くみられる被殻出血では以下のような症状が現れます。

  • 頭痛や吐き気
  • 言葉が不明瞭になる
  • 意識がもうろうとする
  • 身体の片側の運動障害
  • 両目が同じ方向をにらむ

こうした症状が現れた場合には、すぐに神経内科あるいは脳外科を受診するようにしましょう。
次に、脳出血の予後と回復の程度について述べていきます。
脳出血の機能が改善するかどうか、つまり脳出血の予後と回復の程度について調べた報告があります。
これによると、発症時の年齢が若く、重症度が軽く、そして、離床(ベッドから起き上がり、行動の範囲を広げること)をするまでの時間が短いほど、予後は良いということがわかりました。
また、早期リハビリテーションは、脳卒中治療ガイドラインでも推奨されています。
リハビリテーションには、大きく分けて急性期回復期、そして生活期のものがあります。
脳出血が発症してから約2週間までが急性期です。
この期間には、入院した病院でリハビリテーションを行います。
発症から約3〜6ヶ月の間が回復期です。
この期間には、回復期病床や専門の病院などでリハビリテーションを行います。
そして、自宅や施設に戻ってからは、生活期リハビリテーションを行っていきます。
脳出血の自宅ケア方法の中核の一つとして、生活期リハビリテーションに取り組むことが挙げられます。
生活期リハビリテーションでは、歩行機能や日常生活動作を改善させる目的で、トレッドミル訓練や歩行訓練、下肢筋力増強訓練をすることが推奨されています。
麻痺が残っている場合には、麻痺がある方とない方の両方をバランスよく訓練していくことが大切です。
また、自宅でのケアのために、家の中の段差を減らしたり、手すりをつけたりするといったリフォームなども良いでしょう。

健康な生活習慣がもたらす脳出血への改善効果

脳出血後の再発予防のためにも、脳出血を予防するためにも、健康的な生活習慣が大切です。
脳出血や脳梗塞、クモ膜下出血をまとめて脳卒中といいますが、この予防のためには血圧の管理が大切です。
脳出血を予防するために気をつけたい栄養と食事については、塩分をとりすぎないことや、筋肉の材料となるタンパク質をとること、そして適度な運動をすることが挙げられます。

再生医療による幹細胞治療の可能性

脳出血の治療としては、血圧を下げたり、脳のむくみを抑えるという治療の他に、血腫の大きさや臨床的な症状に合わせて手術が行われることがあります。
しかし、一度出血によって死んでしまった神経細胞は修復することが難しいとされています。
脳出血の新たな治療法の一つとして、近年、骨髄由来幹細胞による再生医療への期待が高まってきています。
骨髄由来幹細胞は、ES細胞やiPS細胞と比べると、倫理面や安全性の面で優れています。
また、骨髄採取を行う方法も確立されており、ドナー細胞が確保しやすい、といった利点があります。
骨髄由来幹細胞を経静脈的、つまり点滴注射で移植することの効果には以下のようなものがあります。

  • 幹細胞が分泌する因子が脳を保護する
  • 脾臓を介した、抗炎症・免疫調節作用
  • 血管新生の促進
  • 神経再生の促進が時間的にも空間的にも発揮される

こうした作用の結果、脳梗塞巣の体積が縮小し、運動機能や認知機能の回復が認められてきています。

まとめ

この記事では、脳出血の改善方法として、生活習慣でのポイントやリハビリテーションにも触れながら解説しました。
そして、近年脳出血の治療のひとつとして、再生医療の効果も報告されています。
ニューロテックメディカルでは、「ニューロテック®」として、脳卒中・神経損傷・神経障害などに対する幹細胞治療の基盤特許を取得し、再生医療の効果を高める取り組みをしています。
そして、「再生医療×同時リハビリ™」という、幹細胞点滴を行いながらリハビリテーションを行う方法で、再生医療の効果をより高める治療も行っています。
脳出血の治療の選択肢として、再生医療にもご興味のある方は、ぜひ一度当院までご相談ください。

Q&A

脳出血はどこまで回復するの?
脳出血による回復がどれくらい期待できるのかは、発症時の症状や年齢、ベッドからの離床の早さ、そしてリハビリを開始したかなどにより大きく異なります。廃用症候群(体力の低下や認知機能の低下など)を防ぐため、発症から48時間以内にリハビリを開始するほうが良いとされています。

脳出血の前兆は?
脳出血の初期症状として、頭痛や嘔吐などがあります。脳出血の部位によってさまざまな症状がありますが、被殻出血では、両目が一方を凝視するようになる共同偏視という症状も現れます。

あわせて読みたい記事:脳出血と高血圧や心血管疾患の関係
<参照元>
脳内出血患者における急性期病院退院時の機能予後とその要因.脳内出血患者における急性期病院退院時の機能予後とその要因.理学療法学.2019.:https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/advpub/0/advpub_11130/_pdf
脳卒中治療ガイドライン2021における リハビリテーション領域の動向理学療法科学.2022;37(1):129–141.:https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/37/1/37_129/_pdf
脳血管障害・脳卒中 | e-ヘルスネット(厚生労働省):https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-006.html

貴宝院 永稔【この記事の監修】貴宝院 永稔 医師 (大阪医科薬科大学卒業)
脳梗塞・脊髄損傷クリニック銀座院 院長
日本リハビリテーション医学会認定専門医
日本リハビリテーション医学会認定指導医
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
ニューロテックメディカル株式会社 代表取締役

私たちは『神経障害は治るを当たり前にする』をビジョンとし、ニューロテック®(再生医療×リハビリ)の研究開発に取り組んできました。
リハビリテーション専門医として17年以上に渡り、脳卒中・脊髄損傷・骨関節疾患に対する専門的なリハビリテーションを提供し、また兵庫県尼崎市の「はくほう会セントラル病院」ではニューロテック外来・入院を設置し、先進リハビリテーションを提供する体制を築きました。
このブログでは、後遺症でお困りの方、脳卒中・脊髄損傷についてもっと知りたい方へ情報提供していきたいと思っています。


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