この記事を読んでわかること
・脳梗塞になる時に困ること
・高次脳機能障害の相談窓口
・ニューロテックメディカルの脳梗塞再生医療
脳梗塞という言葉を知っていても、実際に発症したらどうするのか、具体的な対策を考えたことはありますか?
脳梗塞はいつ起こるか分からない、突然の病気です。
予防がもちろん大事ですが、起きてしまった場合の事前の備えも重要です。
ここでは、もし脳梗塞になってしまうと患者さんや家族はどんなことに困るのか。
また、どこに相談したらいいのか、何を参考にしたらいいのか。
以上について解説していきます。
脳梗塞になると患者、家族は何に困るのでしょう?
2020年に日本脳卒中協会から、「脳卒中患者・家族は何に困り、何を求めているのか?」というアンケートの結果が発表されました。
それによると、急性期病院での治療を終えて回復期病院、退院後の地域での生活と進んでいく中で、一貫した支援が得られづらいことが多く挙げられていたそうです。
特に退院後の地域生活におけるリハビリテーションやケアが十分でなく、復職への支援が足りない、中でも後遺症として残存する頻度が高い失語症に対しての支援が不十分という意見がありました。
これらの根底には、脳卒中に対する社会的な理解の不足があるのでは、という声が多く寄せられていたそうです。
慌ただしく治療が行われる急性期病院での治療に家族が入り込む余地はあまりないかもしれませんが、退院後実際に困難に直面するのは患者さん本人であり、患者さんを支えるご家族です。
患者さんの環境やご家族が置かれている立場、残存する後遺症など状況は常にケースバイケースであるため、全員に当てはまる解決策はありません。
専門家にすぐ相談できればいいのですが、治療を受けている病院では質問をしづらいこともあるようです。
続いて、脳卒中に関する相談窓口について紹介していきます。
予防から治療まで。「脳卒中なんでも相談」
日本脳卒中協会では「脳卒中なんでも相談」として、脳卒中に関する質問や相談に専門家が答える窓口を用意しています。
全国の道府県に窓口が展開されており、次のアドレスに連絡先が記載されています。
365日24時間受付をしている窓口もあります。
脳卒中を専門とする医師や看護師、保健師やソーシャルワーカーが相談に乗ってくれるそうです。
脳卒中に関して困った事があれば、力強い味方になってくれることでしょう。
高次脳機能障害の相談窓口
高次脳機能障害というのは、認知や判断に支障をきたす障害のことで、脳卒中の後遺症として非常に頻度が高いものです。
幸いにして体が比較的元気で動くことができるにも関わらず、高次脳機能障害のために社会復帰が達成されないケースが多いのです。
見た目では分からない障害であるため支援を得られづらいことが問題として認識されており、全国に「高次脳機能障害相談窓口」が設置されています。
次の国立障害者リハビリテーションセンターホームページに、全国の相談窓口の連絡先が記載されています。
脳卒中治療後の患者さんが周囲と正常な人間関係を築くことができず復職できない、無気力な様子で自分から動くことができない、物忘れが強く日常生活がままならない、などの症状にお悩みの場合には、ぜひ相談してみてください。
脳梗塞の基礎知識や心構えを動画で学びましょう
脳梗塞の治療に臨む患者さんやご家族は、病状をよく理解してその後の予想される経過を想定することで、落ち着いて対処をすることができます。
当ブログには脳梗塞に関する情報を多数掲載していますので、ぜひ参考にしていただきたいと思います。
また日本脳卒中協会では、動画で脳梗塞の基礎知識や心構えに関する情報提供を行っています。
多くの情報が分かりやすく掲載されているため、紹介させていただきます。
脳梗塞にお悩みの皆さんの一助になれば、幸いです。
ニューロテックメディカルの脳梗塞再生医療
脳梗塞の救命率が大きく向上した現代、治療を終えた後の後遺症への対策が大きな注目を集めています。
生活を自立するための先端補助機器や、機能を向上するためのロボットリハビリテーションなど、その技術革新は目覚ましいものがあります。
そういった状況の中で国策として推進されているのが、再生医療です。
再生医療では、幹細胞など人の組織の基となる細胞を移植することで、脳の構造や機能を再生します。
ニューロテックメディカル株式会社では、「ニューロテック®」として脳卒中・脊髄損傷・神経障害などに対する幹細胞治療の基盤特許を取得しており、再生医療の効果を最大限に高める取り組みを行っています。
脳梗塞にお悩みの患者さん、ご家族の方はぜひご相談ください。
まとめ
脳梗塞の相談窓口について紹介しました。
初めて直面する問題には、正面から向かい合っても中々解決できないことがあります。
専門家に相談することでみなさんの負担が軽くなり、より良い生活が送れるようになることを願っています。
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