脳出血で倒れたらどう対応するべきか? | 脳卒中・脊髄損傷|麻痺痺れなど神経再生医療×同時リハビリ™で改善

脳出血で倒れたらどう対応するべきか?

           

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この記事を読んでわかること

脳出血で倒れた方の救急対応
脳出血を発症した方のその後の生活
後遺症とリハビリ


脳出血で倒れ後遺症が残ってしまったら、その後の生活に不安を感じている方は多いでしょう。
重い後遺症が残ってしまった場合、退院後しばらくの間は再発予防とリハビリ中心の生活を送ることになります。
また後遺症は、発症してから出来るだけ短い間に適切な治療を受けることで軽くなることがわかっています。
そのため倒れたときに周りにいる方の対応が重要です。
このブログでは、脳出血で倒れてしまった方への救急対応や発症後の生活などについてご紹介します。
これを読んで理解しておけば、万が一のときに慌てず適切な行動をとることができるでしょう。

脳出血で倒れた方の救急対応

脳出血は突然発症することが多い病気です。
脳出血を発症した方の予後は、発症してから治療を受けるまでの時間が影響することが知られています。
倒れて意識を失ってしまう方も多いため、周りにいる方が適切な対応をとることが大切です。
以下でご紹介するのは、脳出血で倒れた方の周りにいる人がとるべき対応です。

安全な場所へ移し救急車を呼ぶ

倒れた方を安全な場所に運びすぐに救急車を呼びましょう。
安全な場所に運んだあとしばらく様子を見たくなってしまう方が多いかもしれませんが、一刻も早く医療機関に運び適切な処置を受けてもらうことが最も重要です。
安全な場所へ運ぶときは、二人以上で頭が動かないように首に手を当てながら水平な状態で寝かせてあげてください。
運ぶ場所は風通しの良い日陰で、救急車が到着したときに救急隊員が応急処置をしやすく、救急車に運び込みやすい場所がおすすめです。
また意識がある場合でも立ち上がらせたり、歩かせたりしないようにしましょう。
頭をあげると脳への血流が悪くなり、症状が悪化する可能性があります。

呼吸を確認する

気道を確保して呼吸しているか確認してください。
呼吸をしていない場合は、すぐに人工マッサージを始めましょう。
体を締め付けているネクタイやベルト、襟元などを緩めて、腕時計や眼鏡も外しておくことをおすすめします。
嘔吐している場合は、やや横向きに寝かせ吐物が気道に詰まって窒息することがないように気をつけてください。

症状などをメモしておく

どのような状況か、いつ起こったのか、どのぐらいの時間が立ったのかなどをメモしておくと、救急隊員にスムーズに説明できるのでおすすめです。
救急車が到着するまでに症状が消えたとしても、そのまま搬送してもらってください。

脳出血を発症した方のその後の生活

脳出血を発症した方のその後の生活は、後遺症の程度によって異なります。
日常生活にすぐに戻れる程度の後遺症しか残らなかった方は、主に再発防止を心掛けた生活を送ればよいですが、重症者はリハビリに取り組まなければいけません。

リハビリの必要がないほど軽症だった方は再発防止を心掛ける

軽症者は、脳出血という病気を軽く考えて再発への危機感が希薄になってしまう傾向があります。
そのため再発防止についても真剣に考えられない方が少なくありません。
まずは脳出血が命にかかわる深刻な病気であること、自分の体は脳出血を再発する可能性が高い状態にあるといってことをしっかり理解することが重要です。
リハビリの必要がないほど軽症だった方は、再発しないような生活を心掛けましょう。
高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙、心疾患などが危険因子といわれています。
生活習慣や食生活を見直し、過度の飲酒や喫煙を控えましょう。
脳血管の状態を把握するために、定期的に脳ドックを受けることもおすすめします。

後遺症が残ってしまった方は粘り強くリハビリを行う

重い後遺症が残ってしまった方は、自立した生活を送れるようになるためにリハビリに取り組む必要があります。
リハビリをすれば失われた機能が完全に回復するというわけではありませんが、粘り強く諦めずにリハビリを続けることが大切です。
当院で行っている脳卒中や脊髄損傷を専門とした再生医療とリハビリを組み合わせる複合治療法「ニューロテック」に取り組めば、より効果的に失われた機能の回復が期待できるようになります。
少しでも興味をお持ちの方は、当院スタッフにお気軽にご相談してください。

自宅のバリアフリー化で事故を防ぐ

住み慣れた自宅は、脳出血が発症するまでは安全で居心地が良い空間です。
しかし、脳出血によって後遺症が残ってしまった方にとっては、安全な空間とは限りません。
それまで気にならなかったちょっとした段差や数段しかない階段ですら、事故を可能性があるかもしれないのです。
そのため、自宅での事故を予防するために、手すりや滑り止めの設置、段差の解消などに取り組む必要があります。

後遺症についての正しい知識を知りましょう

脳出血で倒れた方の周りにいた人の対応やその後の生活についてご紹介しました。
脳出血で倒れた方がいたとき、周りにいる人が適切な対応をすることが、予後に大きく影響します。
また倒れたあとの生活では、再発予防とリハビリに取り組まなければいけません。
ご家族の方は、どのようなときにサポートが必要になるのかがわかるようになるために、後遺症についての正しい知識を知り理解することが必要となります。

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貴宝院 永稔【この記事の監修】貴宝院 永稔 医師 (大阪医科薬科大学卒業)
脳梗塞・脊髄損傷クリニック銀座院 院長
日本リハビリテーション医学会認定専門医
日本リハビリテーション医学会認定指導医
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
ニューロテックメディカル株式会社 代表取締役

私たちは『神経障害は治るを当たり前にする』をビジョンとし、ニューロテック®(再生医療×リハビリ)の研究開発に取り組んできました。
リハビリテーション専門医として17年以上に渡り、脳卒中・脊髄損傷・骨関節疾患に対する専門的なリハビリテーションを提供し、また兵庫県尼崎市の「はくほう会セントラル病院」ではニューロテック外来・入院を設置し、先進リハビリテーションを提供する体制を築きました。
このブログでは、後遺症でお困りの方、脳卒中・脊髄損傷についてもっと知りたい方へ情報提供していきたいと思っています。


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