支援を得ながら脳卒中後の人生を楽しむヒント | 脳卒中・脊髄損傷|麻痺痺れなど神経再生医療×同時リハビリ™で改善

支援を得ながら脳卒中後の人生を楽しむヒント

           

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この記事を読んでわかること

脳卒中後の生活を楽しむためには、医療機関や支援サービスを活用し、リハビリや生活改善に積極的に取り組むことが重要であることがわかる。
地域障害者職業センターやハローワーク、高次脳機能障害支援拠点機関などの公共サービスは、社会復帰や日常生活の支援に役立つことがわかる。
支援グループやコミュニティとのつながりを持つことで、孤立感を和らげ、感情的・情報的なサポートを得ることができることがわかる。


脳卒中後でも人生を楽しむための方法を徹底解説。
リハビリへの積極的な参加や趣味の導入、支援機関の活用、患者コミュニティとの交流を通じて、健康的で充実した日常生活を送るための具体的なヒントを紹介します。
さらに、仕事への復帰や社会的つながりを保つための実用的なアドバイスや、生活の質を向上させるサポート方法を解説しています。

医療・福祉サービスを最大限活用する方法

医療・福祉サービスを最大限活用する方法
脳卒中後には、後遺症が残ってしまうことがあります。
そうした中でも人生を楽しんでいくためには、以下のようなことが大切です。

  • 前向きな姿勢を維持すること
  • リハビリに積極的に参加すること
  • サポートグループを通じて社会的つながりを求めること
  • 家族や友達などの親しい人々とコミュニケーションをとること
  • 達成可能な目標を設定すること
  • 趣味や興味を取り入れること

などです。
そして、必要に応じて専門的な医療指導や支援を受けられるようにすることも大切です。
脳卒中後でも人生を楽しむために、仕事に復帰したり新たに仕事を始めたりすることを目指す方もいるでしょう。
そうした人たちのために、役立つ機関があります。
例えば、地域障害者職業センターがあります。
各都道府県にあり、就職や職場復帰を目標とする方に対して、障害者職業カウンセラーなどを配置し、職業評価や職業指導、職業準備訓練や職場適応援助などの支援を実施しています。
また、障害者就業・生活支援センターでは就業に関する支援の他、日常生活上でも援助が必要な障害者に対して、センター窓口での相談や職場・家庭訪問して就労支援と生活支援を行っています。
さらに、ハローワーク(公共職業安定所)では、就職希望のある方の障害の状態や適性、希望職種などを専門の職員が聞き取り、職業相談や職業紹介、職場適応指導を実施しています。
さらに、脳卒中や脳の外傷などで高次脳機能障害になった方が、本人や家族からの相談を受ける機関として、全国各都道府県に高次脳機能障害支援拠点機関が設置されています。
こうした支援機関を最大限に使うためには、脳卒中の治療を受けている病院のソーシャルワーカーや退院後支援部門のスタッフから詳細な説明を受けると良いでしょう。

脳卒中後に患者コミュニティや支援グループから得られる力

脳卒中後には、患者コミュニティと支援グループから得られる力はとても大切な力になります。
患者コミュニティと支援グループは、生存者とその介護者に重要な感情的、社会的、情報的なサポートを提供してくれます。
そして、共有体験を通じて帰属意識と共通理解を育むことで、回復の課題に対処し、孤立感を軽減し、全体的な健康状態を改善するのに役立ちます。
脳卒中サポートグループの主な利点は、以下のようになります。

感情的なサポート

サポートグループは、自分が経験していることを本当に理解してくれる他の人と、恐怖、不満、不安を共有できる安全な空間となりえます。

情報共有

脳卒中からの回復、治療の選択肢、対処戦略に関する知識を、仲間や場合によっては医療専門家から得ることができます。

モチベーションと励まし

他の人の進歩を見ることは、自分自身のリハビリテーションを続けるための刺激や動機になります。

孤独感の軽減

同じような課題に直面している他の人とつながることで、孤独感や孤立感を和らげることができます。

日常生活を充実させる小さな楽しみの作り方

日常生活を充実させる小さな楽しみの作り方
脳卒中を経験すると、それまでと同じような生活を送ることは難しくなるかもしれません。
しかし、以下のようなことを生活に取り入れると、日常生活が充実することが期待できます。

運動プログラムを始める・再開する

脳卒中後に、運動機能に応じて生活に運動を取り入れてみましょう。
例えば、1日30分程度、ウォーキングなどの有酸素運動をするのがおすすめです。
また、筋力の低下がみられる場合には、軽い筋力トレーニングやストレッチ、バランストレーニングも良いでしょう。
専門のリハビリスタッフがいるような環境ですと、より安全に運動を行うことができます。
自分の運動の回復度合いに合わせ、どの程度の運動なら可能か、主治医に確認してから行うようにするとよいでしょう。

健康的な食生活を楽しむ

野菜や果物、豆、豆類、ナッツ類などを中心にすえ、魚や鶏肉は適度にとるといった健康的な食生活がおすすめです。
加工食品や赤みの肉、甘いものは控えるようにしましょう。
始めはこのような食生活に慣れないかもしれませんが、次第にこうした健康的な食生活を楽しむことができるようになるでしょう。

十分な睡眠をとって疲労回復

脳卒中後には、不眠症になってしまうことがあります。
この対策として、薬物に頼ることはもちろん選択肢として上がります。
しかし、まずは日中に運動して光をしっかり浴び、就寝前2〜3時間は飲食を控え、寝室を涼しく暗くし、静かにしておくといった対策も大切です。
しっかりと夜眠れることで、日中の活動性も上がり、生活を楽しむことの助けになるでしょう。

ストレスを管理する自分なりの方法を見つける

脳卒中後には、個人差はありますが、大半の方がストレスを感じることが多くなるでしょう。
運動機能の回復や、脳卒中が再発するかもしれないといった不安、あるいは脳卒中の後遺症による感情や精神の変化がみられることがあるからです。
そのため、ストレス管理の方法をみつけることはとても重要となります。
例えば、運動や瞑想、マインドフルネス、ヨガ、太極拳、深呼吸などは気軽に行えるストレス管理方法と言えるでしょう。
また、友人や家族、カウンセラーやセラピストに自分の気持ちを話すことも効果的です。

社会的な繋がりを保つ

脳卒中後、特にリハビリテーションに集中している場合、社会生活を保つことが難しくなることがあります。
しかし、社会的な繋がりを保つことは、健康にとって不可欠といえます。
電話でも構いませんから、友人や家族と話し、交流を保つことが大切です。
可能であれば、同じ趣味を持つ人たちのグループに参加してみるのもよいでしょう。

まとめ

今回の記事では、社会的支援を得ながら脳卒中後の人生を楽しむヒントについて述べました。
脳卒中後でも、さまざまな公共サービスを受けながら、楽しく人生を過ごすことは可能です。
また、脳卒中後の生活の質(QOL)を高くするために、リハビリテーションの効果を最大限に高めることも助けとなります。
このため、『神経障害は治るを当たり前にする取り組み』を、ニューロテック®と定義しました。
脳卒中や脊髄損傷、神経障害の患者さんに対する『狙った脳・脊髄損傷部の治癒力を高める治療』を、リニューロ®と定義しました。
リニューロ®は、同時刺激×神経再生医療®にて『狙った脳・脊髄損傷部の治癒力を高める治療』です。
また、その治療効果を高めるために骨髄由来間葉系幹細胞、神経再生リハビリ®の併用をお勧めしています。
ご興味のある方は、ぜひ一度当院までご相談くださいね。

【ニューロテックメディカルリハビリセンター】

ニューロテックメディカルリハビリセンターは、ニューロテックメディカルが運営するリハビリテーション施設のご案内です。
当リハビリセンターは、この治療のを理解し、患者様一人ひとりのリカバーパートナーとして、リハビリを提供しています。
私たちが目指すのは、長期にわたる健康と機能の回復です。
ぜひ当施設もご利用ください。


よくあるご質問

脳卒中後のうつ状態の特徴は?
脳卒中後のうつ状態は、気分の落ち込み、興味や喜びの喪失、疲労感、睡眠障害、集中力の低下などが特徴です。
特に脳の損傷部位や後遺症の程度により、症状が変わることもあります。
早期の診断と適切な治療が重要です。

脳卒中後の社会復帰は?
社会復帰にはリハビリを継続しながら、自分に合った目標を設定することが大切です。
地域障害者職業センターやハローワーク、高次脳機能障害支援拠点機関などの支援機関を活用し、就職活動や職場適応をサポートしてもらうことで、復帰の可能性が高まります。

<参照元>
15 Things Caregivers Should Know After a Loved One Has Had a Stroke.American Stroke Association.:
https://www.stroke.org/en/help-and-support/for-family-caregivers/15-things-caregivers-should-know-after-a-loved-one-has-had-a-stroke
Help and support for you and your family after stroke Life after stroke.Stroke Association:
https://www.stroke.org.uk/sites/default/files/life_after_stroke.pdf
脳卒中の治療と仕事の両立お役立ちノート|厚生労働省:
https://www.mhlw.go.jp/content/000750637.pdf
Christensen ER, Golden SL, Gesell SB. Perceived Benefits of Peer Support Groups for Stroke Survivors and Caregivers in Rural North Carolina. N C Med J. 2019 May-Jun;80(3):143-148. doi: 10.18043/ncm.80.3.143. PMID: 31072940; PMCID: PMC6730634.:
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6730634/

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PROFILEこの記事の監修
貴宝院 永稔
貴宝院 永稔 医師
(大阪医科薬科大学卒業)
  • 脳梗塞・脊髄損傷クリニック 総院長
  • 日本リハビリテーション医学会認定専門医
  • 日本リハビリテーション医学会認定指導医
  • 日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
  • ニューロテックメディカル株式会社 代表取締役

私たちは『神経障害は治るを当たり前にする』をビジョンとし、ニューロテック®(再生医療×リハビリ)の研究開発に取り組んできました。
リハビリテーション専門医として17年以上に渡り、脳卒中・脊髄損傷・骨関節疾患に対する専門的なリハビリテーションを提供し、また兵庫県尼崎市の「はくほう会セントラル病院」ではニューロテック外来・入院を設置し、先進リハビリテーションを提供する体制を築きました。
このブログでは、後遺症でお困りの方、脳卒中・脊髄損傷についてもっと知りたい方へ情報提供していきたいと思っています。


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