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高血圧や動脈硬化が原因による脳皮質下出血

           

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この記事を読んでわかること

脳皮質下出血の定義とその危険因子がわかる。
脳皮質下出血の主な症状や初期徴候がわかる。
脳皮質下出血の予防策と早期対応の重要性がわかる。


脳皮質下出血は、高血圧や動脈硬化が原因で脳内に出血が生じる疾患です。
初期症状としては、激しい頭痛、嘔吐や吐き気、意識障害、片側の手足の麻痺などがあります。
この記事では、主な原因や初期症状、予防策を分かりやすく解説し、早期対応の重要性についても触れています。
ぜひ参考にしてみてください。

脳皮質下出血の原因と危険因子

脳皮質下出血の原因と危険因子
脳皮質下出血の主な原因として、高血圧が最も大きな要因とされています。
高血圧は、長期間にわたり血管に強い圧力をかけ続けるため、血管壁が徐々に弱くなり、最終的には破裂しやすくなります。
特に、血圧管理が不十分な状態が続くと、脳内出血のリスクが著しく増加します。
また、動脈硬化も脳皮質下出血の重要な危険因子です。
動脈硬化とは、血管が硬くなり、弾力性を失う状態を指します。
この状態では、血管壁が脆くなり、出血が起こりやすくなります。
動脈硬化は、高血圧や高コレステロール血症、喫煙、糖尿病などの生活習慣病が原因で進行します。
外傷も脳皮質下出血を引き起こす原因の一つです。
特に、事故や転倒などによる頭部への強い衝撃が脳内の血管を破壊し、出血を引き起こすことがあります。
高齢者では、脳が萎縮しているため、軽度の外傷でも脳皮質下出血を起こしやすくなっています。
さらに、脳動脈瘤の破裂や血管奇形も、脳皮質下出血の原因として知られています。
脳動脈瘤は、脳内の血管の一部が膨らんだ状態であり、破裂すると大量の出血が発生します。
血管奇形は、生まれつき血管が正常に形成されていない状態で、出血のリスクが高まります。
これらの原因や危険因子を考慮すると、脳皮質下出血の予防には、血圧の管理や生活習慣の改善が重要であることがわかります。
特に、高血圧のある方は、定期的な健康診断を受け、医師の指導に従った生活を心がけることが大切です。
また、頭部への外傷を防ぐために、転倒防止策を講じることも有効です。

脳皮質下出血の主な症状と初期徴候


脳皮質下出血の症状は、出血の場所や範囲によって異なりますが、一般的に突然発症し、急激に症状が進行することが特徴です。
最も一般的な初期症状の一つは、突如として感じる激しい頭痛です。
この頭痛は、しばしば「人生で経験した中で最もひどい頭痛」と表現されることが多く、何か異常が起こったと感じるほど強烈なものです。
加えて、嘔吐や吐き気も初期徴候として見られることが多いです。
これらの症状は、脳内の圧力が急激に高まることで引き起こされることがあります。
特に、繰り返し起こる嘔吐や、吐き気を伴う場合には、脳内出血を疑うべき兆候です。
意識障害も脳皮質下出血の典型的な症状の一つです。
意識がぼんやりとして反応が鈍くなる、または急に意識を失うといった状態が現れることがあります。
意識障害の程度は軽度から重度まで様々で、場合によっては昏睡状態に至ることもあります。
さらに、脳皮質下出血の際には、片側の手足に麻痺やしびれが現れることがよくあります。
これは、出血が運動機能を司る脳の部分に影響を与えるためで、通常は身体の片側にのみ症状が現れます。
手足が突然動かなくなる、あるいは感覚が鈍くなるといった異常が見られた場合には、脳皮質下出血が疑われます。
これらの初期症状は、脳皮質下出血の発症を示す重要なサインであり、いずれかの症状が突然現れた場合には、すぐに医療機関を受診することが非常に重要です。
脳皮質下出血は、発症から治療までの時間が重要であり、早期の治療がその後の予後に大きな影響を与える可能性があります。
迅速な対応が、重篤な後遺症を防ぐ鍵となるのです。

脳皮質下出血についてのまとめ

脳皮質下出血は、脳の皮質下における血管の破裂によって生じる突然の出血です。
この疾患は高血圧や動脈硬化など、生活習慣病との関連が深く、また外傷や脳動脈瘤の破裂なども原因となり得ます。
初期症状としては、激しい頭痛、嘔吐や吐き気、意識障害、片側の手足の麻痺などが挙げられ、これらの症状が現れた場合には、迅速な対応が求められます。
脳皮質下出血のリスクを軽減するためには、血圧の管理や健康的な生活習慣の維持が重要です。
早期発見と適切な治療が、生命を守り、重篤な後遺症を防ぐための鍵となります。
脳出血の後遺症には、手足の麻痺や呂律困難などがあります。
そこで、当院ニューロテックメディカルでは、『神経障害は治るを当たり前にする取り組み』を、ニューロテック®と定義しました。
脳卒中や脊髄損傷、神経障害の患者さんに対する『狙った脳・脊髄の治る力を高める治療』を、リニューロ®と定義しました。
リニューロ®は、同時刺激×神経再生医療®にて『狙った脳・脊髄の治る力を高める治療』です。
また、その治療効果を高めるために骨髄由来間葉系幹細胞、神経再生リハビリ®の併用をお勧めしています。
脳出血後の後遺症に対する再生医療にご興味のある方は、ぜひ当院までご相談ください。

よくあるご質問

皮質下出血の原因は?
皮質下出血の主な原因は高血圧で、長期間にわたり血管に圧力がかかることで血管が破れやすくなります。
また、動脈硬化や脳動脈瘤の破裂、外傷、血管奇形なども原因となることがあります。

皮質下出血の後遺症は?
皮質下出血の後遺症としては、片側の手足の麻痺や言語障害、認知機能の低下などが挙げられます。
これらの症状は、出血の範囲や場所により異なり、重度の場合には日常生活に支障をきたすことがあります。

<参照元>
・加齢の面からみた脳出血の部位.Jpn J Stroke.1993;15:12-17.:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jstroke1979/15/1/15_1_12/_pdf/-char/ja
・脳卒中治療ガイドライン2021〔改訂2023〕:https://www.jsts.gr.jp/img/guideline2021_kaitei2023.pdf

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PROFILEこの記事の監修
貴宝院 永稔
貴宝院 永稔 医師
(大阪医科薬科大学卒業)
  • 脳梗塞・脊髄損傷クリニック 総院長
  • 日本リハビリテーション医学会認定専門医
  • 日本リハビリテーション医学会認定指導医
  • 日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
  • ニューロテックメディカル株式会社 代表取締役

私たちは『神経障害は治るを当たり前にする』をビジョンとし、ニューロテック®(再生医療×リハビリ)の研究開発に取り組んできました。
リハビリテーション専門医として17年以上に渡り、脳卒中・脊髄損傷・骨関節疾患に対する専門的なリハビリテーションを提供し、また兵庫県尼崎市の「はくほう会セントラル病院」ではニューロテック外来・入院を設置し、先進リハビリテーションを提供する体制を築きました。
このブログでは、後遺症でお困りの方、脳卒中・脊髄損傷についてもっと知りたい方へ情報提供していきたいと思っています。


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