脳梗塞は治る?脳梗塞の治療法と入院期間の目安 | 脳卒中・脊髄損傷|麻痺痺れなど神経再生医療×同時リハビリ™で改善

脳梗塞は治る?脳梗塞の治療法と入院期間の目安

           

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この記事を読んでわかること

脳梗塞の入院期間はどのくらい?
リハビリの種類
脳梗塞はリハビリでどこまで回復するか?


脳梗塞では、急性期リハビリ・回復期リハビリ・生活期リハビリの流れが基本です。
脳梗塞では人によって症状が様々で退院までの流れもわからない方が多いかと思います。
この記事では、各時期のリハビリについて、退院までの流れと準備、退院後の生活の注意点について解説しています。

脳梗塞の入院期間とリハビリ

脳梗塞の入院期間と退院の準備
脳梗塞で病院へ入院となりますが、大きく分けると3つの時期に分けられます。

  • 急性期リハビリ
  • 回復期リハビリ
  • 生活期リハビリ

それぞれの時期を期間も含めて1つずつ解説します。

急性期リハビリの流れ

急性期リハビリとは、「発症直後から2〜3週間に行うリハビリ」のことです。
急性期でのリハビリは脳梗塞になった原因の治療などが最優先であり、「身体機能低下防止」や「廃用症候群の予防」を目的に行います。
症状が安定していない状態ですが、脳梗塞発症から48時間以内にリハビリを開始することが推奨されています。
症状などによって個人差はありますが、急性期の病院での入院は、基本的に2〜3週間が多いでしょう。

回復期リハビリの流れ

回復期リハビリとは、身体機能・高次脳機能障害が最も回復する期間に積極的なリハビリを行うことです。
脳梗塞の症状が安定して急性期が終わると、回復期リハビリテーション病院へ転院します。
回復期リハビリテーション病院では1日最大3時間(9単位)のリハビリが可能であり、脳梗塞の治療が落ち着いているため、様々なリハビリを行うことができ、退院後の生活を見据えた練習も積極的に行っていきます。
入院期間は個人によって差が大きく、症状が軽い方など1〜2週間で退院する方もいれば、重症度が高い方など3〜6ヶ月後に退院する場合もあります。

生活期リハビリの流れ

回復期リハビリを終えると「生活期のリハビリ」です。
生活期リハビリとは、主に退院後のリハビリを指し、急性期リハビリ・回復期リハビリで改善した「身体機能の維持・改善、日常生活動作の維持・改善」を目的にリハビリすることです。
生活期のリハビリは自宅やデイケアなどの実際に生活する場や生活する場に近い環境での練習や地域活動などの社会参加を目的とした練習などを積極的に行います。

退院までの流れ

脳梗塞後に退院となるのはほとんどの場合、「回復期リハビリテーション病院で積極的なリハビリを行った後」になります。
以下は脳梗塞で入院後、退院までの大まかな流れです。

  1. 症状が落ち着いたら回復期リハビリテーション病院へ転院
  2. 介護保険の申請(必要時)
  3. 退院先を決める
  4. 住宅改修や福祉用具導入が必要か確認
  5. 外出・外泊の練習(必要時)
  6. 退院後のサービスを検討(必要時)
  7. 退院

脳梗塞の症状・麻痺のレベルは人それぞれであるため、退院までの流れも人それぞれです。
また、退院先は自宅だけでなく施設などもあるため、退院先によっても退院までの流れが違います。

不安なことはソーシャルワーカーに相談しよう

ご本人・ご家族様が入院している場合は、わからないことも多く不安が大きいかと思われます。
しかし、病院にはソーシャルワーカー(相談員)が在籍しています。
困った時・わからないことがあった時はソーシャルワーカーに相談するといいでしょう。
また、退院した後に困ったことがあった場合は各自治体の地域包括支援センターに相談、または介護保険認定を持っている場合は担当ケアマネージャーに相談するといいでしょう。

退院までに準備しておくこと

脳梗塞後のレベルや退院先によって準備しておくこと・必要なことは違いますが、特に気がけておく必要があるものが3つあります。

  1. 介護保険の申請
  2. 退院先で生活できる環境を整える
  3. 退院後のリハビリやサービスの導入を検討する

上記3つは時間がかかったり、聞き取り調査があったりと入院中に準備しておくと安心できるものです。
それでは以下で、1つずつ解説していきます。

介護保険の申請

退院後の介護保険を使ったサービス(訪問看護やデイサービスなど)の利用を考えている場合は、入院中に申請しておきましょう。
介護保険は申請してから、認定調査・審査会議などがあり、認定が下りるまでに約1ヶ月ほどかかります。
退院間際に介護保険を申請してしまうと、退院の時期に間に合わない可能性があるため、早めに申請しておくことをオススメします。

退院後のリハビリやサービスの導入を検討する

退院した後のリハビリや介護保険を使ったサービスの検討を行っておきましょう。
退院までに余裕を持って検討しておくことで、退院後よりスムーズにリバビリやサービスを受けることができます。
例えば、通所リハビリ(デイケア)の利用を考えている場合、実際の場所を見学したり、本人・ご家族様に対して面談などを行うことがあります。
サービスを利用するまでに時間がかかるため、退院後のリハビリやサービスを利用する際は早めに検討しておきましょう。

退院先で生活できる環境を整える

退院する前に退院先で生活できる環境を整えておきましょう。
理由は、脳梗塞で麻痺などが残っている場合、退院先が安全に生活できる状態でなければ転倒などのリスクが高くなるからです。
例えば、手すりの設置や段差の解消です。
安全に生活できる環境を退院前に整えておくといいでしょう。

退院後の生活と再発予防策

一度、脳梗塞になると再発する可能性が高くなると言われています。
そのため、退院後の生活では「再発予防」が重要です。
再発を予防するためには以下の3つに注意しながら、生活するようにしましょう。

  • 血圧管理を行う
  • 運動習慣をつける
  • 定期検診にいく

毎日、血圧管理と運動を行い、月に1回程度の受診をすることで脳梗塞が再発する可能性を下げることができます。

脳梗塞の治療法と入院期間についてのまとめ

これまでの脳梗塞の治療は、脳神経の損傷を完全に回復させることが難しく、片麻痺などの後遺症と付き合っていく可能性が高くありました。
しかし、医療が進歩していることにより、少しでも脳梗塞の後遺症に効果が期待できる治療法が開発されています。
その中でも注目されているのが「再生医療」です。
再生医療では脳や神経の一部として再生する効果が期待できる細胞「幹細胞」が使用されており、再生医療とリハビリを組み合わせることで効果を最大化することができます。
ニューロテックメディカル株式会社では、「ニューロテック®」として幹細胞治療の基盤特許を取得しております。
脳卒中による後遺症にお悩みの方やご家族の方は、ぜひご相談ください。

よくあるご質問

脳梗塞の平均入院期間は?
片麻痺(半身麻痺)や高次脳機能障害の程度によって個人差があります。
軽い麻痺の場合は1〜2週間程度で退院することもあります。
また、中等度〜重度の麻痺の場合は、3〜6ヶ月のリハビリを行います。
退院までの進め方は個人差があるため、医師・看護師・療法士・ソーシャルワーカーなどと相談しながら、進めていくといいでしょう。

脳梗塞はリハビリでどこまで回復するか?
脳梗塞後の麻痺や高次脳機能障害の程度など個人によって差があります。
発症から3ヶ月程度までが最も機能回復が見込めると言われており、積極的なリハビリを行う必要があります。
また、発症から48時間以内にリハビリを開始することが推奨されており、早期からのリハビリを行うことも重要です。

<参照元>
脳梗塞の退院後の生活~安心して家に帰るためのポイント

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あわせて読みたい記事:脳梗塞のリハビリと再生医療について

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貴宝院 永稔【この記事の監修】貴宝院 永稔 医師 (大阪医科薬科大学卒業)
脳梗塞・脊髄損傷クリニック銀座院 院長
日本リハビリテーション医学会認定専門医
日本リハビリテーション医学会認定指導医
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
ニューロテックメディカル株式会社 代表取締役

私たちは『神経障害は治るを当たり前にする』をビジョンとし、ニューロテック®(再生医療×リハビリ)の研究開発に取り組んできました。
リハビリテーション専門医として17年以上に渡り、脳卒中・脊髄損傷・骨関節疾患に対する専門的なリハビリテーションを提供し、また兵庫県尼崎市の「はくほう会セントラル病院」ではニューロテック外来・入院を設置し、先進リハビリテーションを提供する体制を築きました。
このブログでは、後遺症でお困りの方、脳卒中・脊髄損傷についてもっと知りたい方へ情報提供していきたいと思っています。


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