下肢の感覚障害に回復の兆しあり!-脊髄損傷・下半身麻痺の患者様
患者さまプロフィール

症状 | 脊髄損傷(2011年受傷) |
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後遺症の状態 | 下半身麻痺(完全麻痺)、膀胱直腸障害、痛み痺れ、車いす |
年齢・性別 | 30代 男性 |
今後の注意点
脊髄損傷の患者様では、両下肢麻痺、排尿障害、排便障害、褥瘡、血圧変動や体温異常といった多様な症状が出現します。
良くしたいところを、狙った神経回路として設定して、その部分の同時刺激やリハビリをおこなっていく必要があります。
また、脊髄損傷の高位や重症度に応じて、狙う神経回路の設定も治療効果を得るためには重要な要素になります。
ドクターコメント

2011年発症の脊髄損傷、両下肢麻痺(完全麻痺)の患者様です。
脊髄損傷発症後14年間と長期間経過はされていましたが、治療後に両膝周辺の感覚に改善効果が得られました。
脊髄損傷の治療上では感覚から改善される方が多くみられ、こういった感覚の改善を元にして、運動機能や動作訓練をおこなっていくことで、改善効果の底上げを目指すことになります。