この記事を読んでわかること
頸椎症性脊髄症を発症した有名人がわかる。
頸椎症性脊髄症の原因やリスクがわかる。
頸椎症性脊髄症に対する治療がわかる
頸椎症性脊髄症は普段の生活や姿勢などが発症に強く影響する疾患であるため、誰でも発症する可能性があり、実際に多くの有名人も発症を公表しています。
症状が悪化すると手術が必要で、仕事や社会生活に大きな支障をきたすため、早期発見が肝要です。
この記事では、頸椎症性脊髄症を発症した有名人や原因、治療について解説します。
頸椎症性脊髄症を発症した有名人は?

「首を動かしたら突然両方の下肢が麻痺した」「最近うまく箸を扱えなくなった」
このような症状を認める方は頸椎症性脊髄症の可能性が高いです。
頸椎症性脊髄症とは、加齢による頸椎の変形によって首の骨の中を通る脊髄が圧迫され、麻痺やしびれなどさまざまな神経症状をきたす疾患です。
実は頸椎症性脊髄症は多くの有名人も発症を公表しており、下記のような方が挙げられます。
- 近藤真彦さん
- マツコデラックスさん
- 出川哲朗さん
近藤真彦さんは約10年もの間、手の痺れを自覚しており、結果として手術を受けています。
また、マツコデラックスさんも「首の脊髄が圧迫されて手足が痺れたため、緊急手術を受けた」ことがわかっており、頸椎症性脊髄症を発症していた可能性が高いです。
出川哲朗さんの場合は、類似疾患である「頸椎症性神経根症(頸椎の変形によって脊髄から分岐した神経根が圧迫される病気)の発症を認めており、首や背中に激痛を感じていたそうです。
どんな人でも発症しうる病気であるため、もし手足の麻痺やしびれを認める方は注意が必要です。
頸椎症性脊髄症はどんな人がなりやすい?
頸椎症性脊髄症になりやすい方はある程度決まっていて、主に下記のような要因が発症リスクとなります。
- 加齢
- 長時間のデスクワーク
- スマホ依存
- 過剰な首の伸展や重いものを運ぶことが多い方
- スポーツ選手
先述した通り、加齢によって骨や椎間板が変形すると脊髄が圧迫され、頸椎症性脊髄症を発症しやすくなります。
また、頸椎症性脊髄症は高齢者の方のみ発症する病気ではなく、若年の方でも長時間のデスクワークやスマホ依存、またはスポーツ外傷によって頸椎症性脊髄症を発症する可能性があり、注意が必要です。
長時間のデスクワークやスマホ操作によって首への負担が続くことで、脊髄が圧迫されやすくなり、頸椎症性脊髄症につながることがあります
さらに、重いものを運ぶことが多い方も首に過剰な力がかかってしまい、頸椎症性脊髄症の発症リスクが増加するため注意が必要です。
また、水泳の飛び込みやスキー・スノーボード、ラグビーなどのスポーツは頸椎を損傷しやすいことが知られており、これらのスポーツによって頸椎症性脊髄症を発症する方も少なくありません。
頸椎症性脊髄症に対する治療
実際に頸椎症性脊髄症を発症した有名人の方は、治療のために活動を一時停止し、療養期間を経て復帰していますが、どのような治療を行ったのでしょうか。
一般的に、頸椎症性脊髄症に対して実施される治療は主に下記の2つです。
- 保存療法
- 手術療法
症状が比較的軽症の場合、積極的に手術など行うことは少なく、鎮痛剤の内服による痛みの緩和や頸椎カラーによる頚部の固定、リハビリなどの保存療法が選択されることが主です。
一方で、中等度〜重症の場合は保存療法だけでの改善は難しく、下記のような手術が行われます。
| 除圧術 | 脊髄圧迫の原因となっている骨を削る手術 |
|---|---|
| 固定術 | 不安定な脊椎を金属で固定する手術 |
加齢による骨の変形が原因の場合は除圧術だけで改善を目指せるケースも少なくありませんが、外傷やスポーツによる発症の場合、脊椎そのものの安定性が低下している可能性があります。
その場合、除圧術だけでは不十分であり、固定術を行い再び悪化することを防ぐこと(二次発症)が重要です。
まとめ
頸椎症性脊髄症は普段の生活習慣や姿勢で発症しうる病気であるため、多くの有名人も発症しており、多くの方にとって注意すべき疾患です。
発症初期であれば保存療法での改善を目指せますが、症状が進行すると手術が必要であったり、場合によっては麻痺やしびれなどが残ってしまう可能性もあります。
いずれにしても社会生活に大きな支障をきたすため、早期発見・早期治療が肝要です。
さらに近年では、神経障害が「治る」を当たり前にする取り組みとして注目されている「ニューロテック®」という考え方があります。
これは、脳卒中や脊髄損傷に対して「狙った脳・脊髄損傷部の治癒力を高める治療」再生医療「リニューロ®」を軸とするアプローチで、骨髄由来間葉系幹細胞や神経再生リハビリ®を組み合わせた治療法です。
頸椎症性脊髄症による神経障害に対しても、今後このような先進的な治療法が希望となる可能性があります。
回復への選択肢を広げるためにも、医療機関と連携しながら自身の状態に適した治療法を模索することが重要です。
よくあるご質問
- 頸椎症性脊髄症を発症しやすい年齢は何歳ですか?
- 頸椎症性脊髄症は加齢に伴う頸椎の変形が原因で発症することが多いため、特に50〜70代の方が発症しやすいです。
また、男性は女性よりも2倍も発症リスクが高いことが知られており、中高年の男性は特に注意が必要です。
- 頸椎症性脊髄症を発症したら気をつけることは?
- 頸椎症性脊髄症を発症したら、首を激しく動かしたり、思いっきり上を向くような運動は控えるべきです。
長時間のデスクワークや重いものを持ち上げることも負担となるため、控えましょう。
<参照元>
(1):脊髄損傷理学療法ガイドライン|理学療法ガイドライン第2版:https://cms.jspt.or.jp/upload/jspt/obj/files/guideline/2nd%20edition/p107-129_02.pdf
(2):頸髄損傷者に対する運転支援マニュアル|国立障害者リハビリテーションセンター:https://www.rehab.go.jp/application/files/1816/9015/7671/54__20230711.pdf
(3):HONDA福祉車両HP:https://www.honda.co.jp/welfare/?msockid=21c581d0a20f651611939481a35664bc













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