発症して10年…指の動きと歩行に改善あり!-幹細胞点滴6回投与の患者様
患者さまプロフィール

症状 | 心原性脳梗塞(2014年3月発症) |
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後遺症の状態 | 左半身麻痺、痺れ、装具+杖での歩行 |
年齢・性別 | 50代 女性 |
今後の注意点
治療効果としては、発症後に急性期を過ぎた後に早期である方が治療効果が得られやすいという特長があります。
しかし、発症後に5年以上経過された患者様でも治療効果が得られる方も多くおられますが、発症早期に介入された患者様と比較して改善出来る量は少なくなることを理解しておく必要があります。
ドクターコメント

2014年3月発症、心原性脳梗塞、左片麻痺、痺れ、金属支柱付き短下肢装具での杖歩行の患者様です。
この方は印象的な患者様で当院のセラピストが長くリハビリを実施していましたが、それでも改善効果は頭打ちとのことであり、リニューロ治療を発症後10年で実施することになりました。
1クール目の経過としては、左手指の運動機能が出現するなど効果は得られていましたが、本人には感覚障害があるため自覚的な改善効果が乏しいとのことで、リニューロ治療を2クール実施することになりました。
左手機能的には、本人の目で確認して貰える程度に、左手指を屈伸したり力を入れてもらうことが出来る様になりました。
歩行としては、当初は固定力のある『金属支柱型短下肢装具』を使用していましたが、固定力の少ない『オルトップAFO』という装具でも安定した歩行ができるようになられました。
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