オイルが脳卒中リスクを減らすのは本当なのか? | 脳卒中・脊髄損傷|麻痺痺れなど神経再生医療×同時リハビリ™で改善

オイルが脳卒中リスクを減らすのは本当なのか?

           

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この記事を読んでわかること

オメガ3脂肪酸(EPAとDHA)は、血液の健康を維持し、抗炎症作用を持ち、脳機能を向上させる重要な栄養素であることがわかる。
えごま油に含まれるALAやナッツ類は、抗炎症作用、神経保護作用、抗酸化作用などを持ち、脳と心血管の健康をサポートすることがわかる。
オメガ3、オメガ6、オメガ9脂肪酸をバランスよく摂取することで、全体的な健康維持が促進され、脳卒中や神経障害のリスクが低減されることがわかる。


オメガ3脂肪酸が豊富な魚やえごま油、ナッツ類の健康効果を解説します。
血液の健康維持、抗炎症作用、脳機能の向上、脳卒中、心血管疾患のリスク低減、血管保護など、多くのメリットがあります。
オメガ6、オメガ9脂肪酸もバランスよく摂取することが重要です。
この記事では、全体的な健康維持に役立つ情報を提供します。

オメガ3脂肪酸が豊富な魚の効果

オメガ3脂肪酸が豊富な魚の効果
オメガ3脂肪酸とは、身体のさまざまな機能にとって大切な多価不飽和脂肪酸の一種です。
オメガ3脂肪酸のEPAやDHAは、サケやマグロ、マスなどの脂肪が多い魚や、カニやムール貝、カキといった甲殻類のような海産物に含まれています。
オメガ3脂肪酸が豊富な魚の効果は以下のようなものがあります。

血液の健康維持

オメガ3脂肪酸(特にEPAとDHA)は、血液をサラサラに保つ効果があります。
これにより、血小板の凝集を抑制し、血栓の形成を防ぐことで、脳卒中のリスクを低減します。
さらに、血管を拡張し、血液の流れを改善する効果もあります。

抗炎症作用

オメガ3脂肪酸は、体内で抗炎症性のエイコサノイドという物質を生成します。
これにより、慢性的な炎症を抑え、血管の健康を保ちます。
炎症が抑えられることで、動脈硬化の進行が遅れ、脳卒中や心血管疾患のリスクが低減されます。

脳機能の向上

DHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳の構成成分として非常に重要です。
脳の神経細胞膜の流動性を維持し、シナプスの形成を促進することで、認知機能や記憶力の向上に寄与します。
高齢者においては、認知症の予防にも効果があるとされています。

心血管疾患のリスク低減

多くの研究が、オメガ3脂肪酸の摂取が心血管疾患のリスクを低減することを示しています。
これは、血中のトリグリセリドレベルの低下、HDL(善玉)コレステロールの増加、および血圧の低下によるものです。
心臓の健康を保つことは、脳卒中のリスクを低減するためにも重要です。

えごまやナッツ類が脳に与える健康効果

えごまやナッツ類が脳に与える健康効果
えごま油には、アルファリノレン酸(ALA)という種類のオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。
ALAは体内でEPAやDHAに変換され、以下のような健康効果があります。

抗炎症作用

ALAは抗炎症性のエイコサノイドの前駆体であり、慢性的な炎症を抑制します。
これは、神経炎症を軽減し、認知機能の低下を防ぐのに役立ちます。

脳の発達と保護

ALAは神経細胞の膜構成成分として機能し、神経伝達の効率を向上させます。
これにより、記憶力や学習能力が向上します。

心血管の健康

血液をサラサラにし、血流を改善することで、脳卒中や心血管疾患のリスクを低減します。
ナッツ類(特にくるみ、アーモンド、ヘーゼルナッツなど)は、オメガ3脂肪酸に加えて、ビタミンE、マグネシウム、抗酸化物質が豊富に含まれています。
これらの栄養素は脳の健康に重要な役割を果たします。

抗酸化作用

ビタミンEは強力な抗酸化物質であり、脳細胞を酸化ストレスから保護します。
酸化ストレスは神経変性疾患のリスク要因であり、その軽減はアルツハイマー病やパーキンソン病の予防に寄与します。

神経保護作用

ナッツに含まれる多くの栄養素(ビタミンB群、マグネシウムなど)は神経伝達をサポートし、神経細胞の健康を維持します。
特にくるみに含まれるポリフェノールは、神経保護作用があるとされています。

認知機能の向上

いくつかの研究は、ナッツの定期的な摂取が認知機能の改善に寄与することを示しています。
これは、ナッツに含まれる豊富な栄養素が総合的に脳の健康をサポートするためです。

オメガ3とオメガ6とオメガ9の健康効果と特性

オメガ3とオメガ6とオメガ9の健康効果と特性
オメガ3、オメガ6、オメガ9の脂肪酸は、それぞれ異なる健康効果と特性を持っています。
オメガ3脂肪酸は心血管の健康、抗炎症作用、脳機能の向上効果が期待できます。
オメガ6脂肪酸は細胞の成長と修復、皮膚の健康、免疫機能をサポートします。
オメガ6脂肪酸は、植物油(例:ひまわり油、とうもろこし油)に多く含まれ、細胞膜の構成成分として機能しますが、摂りすぎると炎症を引き起こす可能性があります。
オメガ9脂肪酸は心血管の健康を促進し、抗酸化作用と抗炎症作用を持っています。
オメガ9脂肪酸はオリーブ油やアボカドに多く含まれ、心血管疾患のリスクを低減する効果があります。
これらの脂肪酸をバランスよく摂取することが、全体的な健康維持に重要です。

まとめ

オメガ3脂肪酸が豊富な魚やえごま油、ナッツ類を積極的に摂取することで、血液の健康維持、抗炎症作用、脳機能の向上、心血管疾患のリスク低減といった多くの健康効果を得ることができます。
また、オメガ6脂肪酸とオメガ9脂肪酸をバランスよく摂取することも重要です。
これらの栄養素を日常的に取り入れることで、全体的な健康を維持し、脳卒中や神経障害のリスクを低減することが期待できます。
さらに、私たちニューロテックメディカルで開発したリニューロ®のような先進的な治療法を利用することで、神経障害の患者さんに対する治療効果を最大化することができます。
『神経障害は治るを当たり前にする取り組み』を、ニューロテック®と定義しました。
脳卒中や脊髄損傷、神経障害の患者さんに対する『狙った脳・脊髄の治る力を高める治療』を、リニューロ®と定義しました。
リニューロ®は、同時刺激×神経再生医療®にて『狙った脳・脊髄の治る力を高める治療』です。
また、その治療効果を高めるために骨髄由来間葉系幹細胞、神経再生リハビリ®の併用をお勧めしています。
再生医療にご興味のある方は、ぜひ一度当院までご相談くださいね。

よくあるご質問

ナッツは脳に良い食べ物ですか?
はい、ナッツは脳に非常に良い食べ物です。
特にくるみ、アーモンド、ヘーゼルナッツには、オメガ3脂肪酸、ビタミンE、マグネシウム、抗酸化物質が豊富に含まれており、認知機能の向上や神経保護作用があります。

脳疲労を回復させるナッツは?
脳疲労を回復させるのに特に効果的なナッツはくるみです。
くるみにはオメガ3脂肪酸、ポリフェノール、ビタミンEが豊富に含まれており、脳の健康を維持し、認知機能を向上させる効果があります。

<参照元>
厚生労働省eJIM | オメガ3系脂肪酸[サプリメント・ビタミン・ミネラル – 医療者]:https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c03/10.html
厚生労働省eJIM | オメガ3脂肪酸について知っておくべき7つのこと[コミュニケーション]:https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/communication/c03/05.html
高コレステロール血症患者の脳卒中発症に対するEPAの効果.脳卒中.2007;29:762‐766.:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jstroke/29/6/29_6_762/_pdf
えごま | 日本産食材ピックアップ – 農林水産物・食品の輸出支援ポータル – ジェトロ:https://www.jetro.go.jp/agriportal/pickup/egoma.html

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貴宝院 永稔【この記事の監修】貴宝院 永稔 医師 (大阪医科薬科大学卒業)
脳梗塞・脊髄損傷クリニック銀座院 院長
日本リハビリテーション医学会認定専門医
日本リハビリテーション医学会認定指導医
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
ニューロテックメディカル株式会社 代表取締役

私たちは『神経障害は治るを当たり前にする』をビジョンとし、ニューロテック®(再生医療×リハビリ)の研究開発に取り組んできました。
リハビリテーション専門医として17年以上に渡り、脳卒中・脊髄損傷・骨関節疾患に対する専門的なリハビリテーションを提供し、また兵庫県尼崎市の「はくほう会セントラル病院」ではニューロテック外来・入院を設置し、先進リハビリテーションを提供する体制を築きました。
このブログでは、後遺症でお困りの方、脳卒中・脊髄損傷についてもっと知りたい方へ情報提供していきたいと思っています。


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