脳卒中や動脈硬化を予防するカレーの魅力を科学的に検証 |脳卒中・脊髄損傷|麻痺痺れなど神経再生医療×同時リハビリ™で改善

脳卒中や動脈硬化を予防するカレーの魅力を科学的に検証

           

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この記事を読んでわかること

クルクミンの抗酸化作用とその効果
クルクミンの抗酸化作用とその効果
香辛料の働きがもたらす健康効果


今回は脳卒中や動脈硬化を予防するカレーの魅力を科学的に検証について解説します。
カレーには多くの香辛料が含まれています。
これらの香辛料には、抗炎症作用と抗酸化作用があります。
そのため、血管の健康を保ち、脳卒中の発症や動脈硬化の進展を防ぐ可能性があります。

クルクミンの抗酸化作用とその効果

クルクミンの抗酸化作用とその効果
この記事ではクルクミンの抗酸化作用とその効果について解説します。
クルクミンは、ウコンに含まれる主要なポリフェノールであり、強力な抗酸化作用を有します。
抗酸化作用とは、体内で発生する有害なフリーラジカルを中和し、細胞の損傷を防ぐ働きです。
フリーラジカルは、細胞の構成成分である、細胞膜、タンパク質、DNAに損傷を与え、老化やさまざまな疾患の原因となります。
クルクミンは、この酸化ストレスを軽減し、細胞の健康を保つ効果があることが報告されています。
さらに、クルクミンの抗酸化作用は、動脈硬化や心血管疾患、神経変性疾患、さらには癌などの慢性疾患に対する予防や治療の可能性についても注目されています。
動脈硬化の予防においては、クルクミンは血管内皮細胞の機能を改善するため、血管の動脈硬化を防ぐ効果が期待されています。
心血管疾患に対しても、クルクミンが心筋細胞を保護し、炎症を抑えることで、心臓の健康を維持する助けとなります。
以上のように、クルクミンの抗酸化作用は、多様な健康効果をもたらし、慢性疾患の予防や治療において期待がもてる物質といえるでしょう。

カプサイシンが血流に与える影響

この記事ではカプサイシンが血流に与える影響について解説します。
カプサイシンは、唐辛子に含まれる辛味成分であり、血流に対してさまざまな影響を及ぼすことが知られています。
まず、カプサイシンは血管拡張作用を持ち、これにより血流が促進されます。
カプサイシンが体内に摂取されると、TRPV1(トランジェント受容体電位カチオンチャネルサブファミリーVメンバー1)という受容体を活性化し、血管内皮細胞から一酸化窒素が放出されます。
この一酸化窒素は血管平滑筋を弛緩させ、結果として血管が拡張し、血流が増加します。
また、カプサイシンは血管新生を促進することが報告されています。
血管新生とは、新しい血管が形成されるプロセスであり、特に損傷組織の修復や再生に重要な役割を果たします。
カプサイシンの摂取がこのプロセスを刺激し、血流の改善に寄与することが示唆されています。
まとめると、カプサイシンは、血管拡張、代謝促進、血管新生、血圧低下、抗炎症作用などの作用を有し、血行の改善に寄与します。
これらの効果は、健康維持や疾病予防において期待が持てます。

香辛料の働きがもたらす健康効果

この記事では香辛料の働きがもたらす健康効果について解説します。
香辛料は、その特有の風味や香りだけでなく、健康に対して有益な効果を持っています。
例えば、ターメリックに含まれるクルクミンは強力な抗酸化作用と抗炎症作用を持ち、これにより動脈硬化や慢性疾患の予防に役立つことが示されています。
肝臓の機能を改善し、消化を助ける効果もあります。
また、神経変性疾患に関しては、クルクミンが脳内の酸化ストレスを軽減し、神経細胞の保護に寄与することが示されています。
カプサイシンは唐辛子の辛味成分であり、代謝を促進し、体重管理に役立つことが知られています。
カプサイシンは体温を上昇させ、脂肪酸の酸化を促進し、エネルギー消費を増加させることが示されています。
また、血管拡張作用により血流を改善し、血圧を低下させる効果も報告されています。
これらの香辛料は、日常の食事に取り入れることで、健康状態を向上させる可能性があります。
しかしながら、過剰な摂取は逆効果となることもあるため、適量を守ることが重要です。
香辛料の持つ多様な健康効果を活用し、バランスの取れた食事を心がけることで、健康維持に大いに役立つでしょう。

まとめ

今回の記事では、脳卒中や動脈硬化を予防するカレーの魅力を科学的に検証について解説しました。
特に、予防食材としてカレーに含まれる香辛料の大切さについて説明しました。
でも、脳卒中が発症すると、神経損傷のため、後遺症が残ることがあります。
後遺症は、神経組織の再生が可能となると軽減します。
そのため、再生医療には期待が持てます。
脳や脊髄の損傷に対して、「ニューロテック®」と呼ばれる「神経障害が治ることを当たり前にする取り組み」も盛んです。
ニューロテックメディカルでは、狙った脳・脊髄損傷部の治癒力を高める治療『リニューロ®』を提供しております。
さらに、神経機能の再生を促す再生医療と、デバイスを用いたリハビリによる同時治療「神経再生医療×同時リハビリ™」があります。
これらの治療法は、脳卒中の後遺症に苦しむ患者さんに対して期待が持てる治療となります。

よくあるご質問

毎朝カレーを食べるとどんな効果があるの?
明確な効果の報告はありません。
でも、カレーに含まれる多くの香辛料により健康効果が期待できる可能性があります。
たとえば、カレーに含まれるターメリックやクミンなどの香辛料は、抗炎症作用や抗酸化作用があるため、体内の炎症を抑え、細胞の酸化ストレスを軽減することが報告されています。

カレーは動脈硬化を改善しますか?
明らかな結果は出ていません。
でも、カレーに含まれるクミンやコリアンダーなどの香辛料は、血行を促進し、血圧を低下させる効果があることが報告されています。
そのため、動脈硬化を改善する可能性があります。

<参照元>
・国立健康・栄養研究所:https://www.nibiohn.go.jp/eiken/info/pdf/k235.pdf
・Ak T, et al. Antioxidant and radical scavenging properties of curcumin Chemico-Biological Interactions 2008; 174: pp 27–37.
・Sharma SK, et al. Mechanisms and clinical uses of capsaicin European Journal of Pharmacology 2013; 720: pp55-62.

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貴宝院 永稔【この記事の監修】貴宝院 永稔 医師 (大阪医科薬科大学卒業)
脳梗塞・脊髄損傷クリニック銀座院 院長
日本リハビリテーション医学会認定専門医
日本リハビリテーション医学会認定指導医
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
ニューロテックメディカル株式会社 代表取締役

私たちは『神経障害は治るを当たり前にする』をビジョンとし、ニューロテック®(再生医療×リハビリ)の研究開発に取り組んできました。
リハビリテーション専門医として17年以上に渡り、脳卒中・脊髄損傷・骨関節疾患に対する専門的なリハビリテーションを提供し、また兵庫県尼崎市の「はくほう会セントラル病院」ではニューロテック外来・入院を設置し、先進リハビリテーションを提供する体制を築きました。
このブログでは、後遺症でお困りの方、脳卒中・脊髄損傷についてもっと知りたい方へ情報提供していきたいと思っています。


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