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四半盲(クアドランタノプシア)治療とリハビリテーション

この記事を読んでわかること
四半盲(クアドランタノプシア)の治療方法とは
視覚リハビリテーションによる効果
再生医療を用いた新しい治療の可能性


四半盲(クアドランタノプシア)は、視野の四分の一が欠損する状態です。
脳卒中、頭部外傷、脳腫瘍などが原因です。
眼科検査、画像診断、神経学的検査により治療計画が立てられます。
治療には、原因疾患の治療に加え、症状緩和療法、ボトックス注射などがあります。
適応訓練としては、視覚リハビリテーションや視覚補助具の使用などがあります。

右片麻痺とそれによる影響

この記事では右片麻痺とそれによる影響について解説します。
右片麻痺とは、脳の左側に障害があることにより右半身の運動機能が損なわれる状態です。
主な原因は脳卒中や脳損傷です。
右片麻痺の症状として、

  • 右半身の筋力低下
  • 右半身の感覚障害
  • 右半身の協調運動障害
  • 歩行障害
  • 失語(右利きの人が左脳で言語を司っている場合)

が起こります。
そのため、右片麻痺は日常生活に大きな支障が出ます。
例えば、

  • 歩行や階段昇降が難しくなる
  • 着替えや食事などが難しくなる
  • 車の運転ができなくなる

等が起こります。
そのため、家族や介護者によるサポートが必要になる場合があります。
また、右手を使うことが難しくなるため、精密な動作や手先を使うことができず、仕事に支障を来し、職場での配慮が必要になることもあります。
右片麻痺は患者の心理的側面にも影響を与えます。
自発行動が制限されるため、自己効力感の低下や抑うつの発症リスクが高まります。
また、社会的孤立感や身体的依存感を感じることがあります。
これらの心理的な影響が出た場合は、リハビリテーションに加え精神的サポートが重要です。 

視覚リハビリテーションによる効果

視覚リハビリテーションによる効果
この記事では視覚リハビリテーションによる効果について解説します。
四半盲に対する視覚リハビリテーションには以下の視覚療法があります。

  • 1つ目は眼球運動のトレーニングです。
    具体的には、目の筋肉を強化し、視野の範囲を改善することが目的です。
    方法として、標的をじっと見つめる注視訓練、動く標的を追いかける追視訓練、視線を素早く特定の場所へ移動させるサッケード訓練などがあります。 
  • 2つ目はプリズム眼鏡を使用した代償技術です。
    プリズム眼鏡は、視覚障害者の視野を補正するための装具です。
    プリズム眼鏡を利用して、像を屈折させ、見えにくい視野を補うことができます。
    内側を見る方向に像を屈折させるベースインプリズム眼鏡、外側を見る方向に像を屈折させるベースアウトプリズム眼鏡があります。
    プリズム眼鏡を用いることで、患者の視界がより広がり、日常生活での活動が改善されます。
  • 3つ目は空間認識能力を向上させる自主トレーニングです。
    具体的には、特定の地図を使用して道路や建物の位置を把握する訓練、障害物の位置を認識しての歩行練習などがあります。
    いずれも専門的リハビリテーション施設で行われます。 

再生医療を用いた新しい治療の可能性

この記事では再生医療を用いた新しい治療の可能性について解説します。
四半盲は、脳卒中や頭部外傷、脳腫瘍などが原因で起こります。
従来の治療法として、原因疾患の治療、視覚リハビリテーションなどがありますが、根本的な回復は難しいです。
そのため、視覚障害支援を目的に新たな治療として神経再生医療が期待されています。
具体的には、網膜神経細胞の再生をめざした幹細胞治療です。
網膜は、光を感じる組織なので、脳卒中などの影響で網膜が損傷されると四半盲などの視野欠損が生じます。
再生医療では、患者自身の皮膚や脂肪組織から幹細胞を採取し、培養して網膜神経細胞へと分化させた後、損傷した網膜に移植することで、網膜神経細胞の再生を目指すことができます。
次に、視覚情報伝達路の再生です。視覚情報は、網膜から視神経、視覚中枢を経由して脳に伝達されます。
再生医療では、患者自身の神経細胞や幹細胞を移植して、視覚情報伝達路の再生を目指します。
特に、幹細胞を用いた移植は、神経細胞の再生だけでなく、周辺組織の修復にも効果が期待されています。
その他、オプリンティングや生体組織工学の技術を用いて人工的視覚器官の作製も研究されています。 

まとめ

今回の記事では、四半盲(クアドランタノプシア)治療とリハビリテーションについて解説しました。
四半盲は神経細胞が壊死する疾患です。
視覚に関わる障害のため日常生活に大きな影響を及ぼします。
壊死した細胞の再生は難しいですが、実験的治療も含め神経の再生医療は期待の持てる治療法です。
治療の未来として最有力となるでしょう。
具体的には、脳や脊髄の損傷に対して、「ニューロテック®」と呼ばれる「神経障害が治ることを当たり前にする取り組み」も盛んです。
ニューロテックメディカルでは、脳脊髄損傷部位の治癒力を高める治療『リニューロ®』を提供しております。
さらに、神経機能の再生を促す再生医療と、デバイスを用いたリハビリによる同時治療「神経再生医療×同時リハビリ™」があります。
視覚障害に苦しむ患者に対して、神経を再生する医療は新たな治療の選択肢として期待がもてます。

よくあるご質問

半盲になると困ることは何ですか?
半盲とは、視野の半分が見えなくなる状態です。
従って、運転や交通標識の認識、読書、コンピューター操作、顔の識別などの日常生活に影響が及びます。
また、安全や自律性に対する不安やストレスが増え、社会的活動や労働にも影響を与えます。

半盲とは視覚障害のことですか?
視覚障害の一種で、視野の半分が欠損する状態です。
左右の目の同じ側の視野が欠損する同名半盲と左右の目の反対側の視野が欠損する異名半盲があります。
症状として、視野の一部が見えない、空間認識能力の低下、歩行時の障害などが起きます。
そのため、 日常生活での活動や移動が困難になります。

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<参照元>
・脳卒中治療ガイドライン2021:
https://www.jsts.gr.jp/img/guideline2021_kaitei2023.pdf
・視覚障害者リハビリテーション協会:
https://www.jarvi.org/category/from_jarvi/
・厚生労働省:
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/saisei_iryou/index.html

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