今年の夏は、例年以上の猛暑ですが元気にお過ごしでしょうか?
今回は当施設で用いられている川平法についてお話を致します。
運動手技の一つである「川平法」
当センター運営会社のニューロテックメディカル株式会社は、「神経障害は治るを当たり前にする」がモットーです。
独自の治療方針「リニューロ®」として、プレコンディショニングを行うことによって神経がつながりやすい状態を作りながら、積極的な運動療法を実施しております。
その中で我々が使用する運動療法の手技の一つとして、促通反復に主眼をおいた「川平法®」があります。
医師であり、ニューロテックメディカル株式会社の特別顧問でもある川平和美先生によって開発された手技で、NHKでも取り上げられ、患者様への運動療法の一つとして多くのセラピストに用いられております。
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×努力性・頑張る 〇正しい運動を繰り返す
運動麻痺になると上肢や下肢に力が入らなくなったり、反対に無意識に力が入ってしまって本来必要でない部分まで力が入りやすくなってしまったりします。
そのため、人間にもともと備わっている反応(反射や刺激)などを用いながら、正しい運動を自分の力で繰り返し行ってもらうことがこの手技の特徴となります。
そのため、リハビリ中はセラピストから「頑張って!」とか、「最後まで!」のような過剰な力(努力性)を求める声かけはほとんどありません。
努力性というのは全身の力を使ってしまい、目的の筋収縮が得られなくなってしまうからです。
そのため、当センターでは「軽く」とか、「動かなくなったらそこまで」のように、その時点でご本人が正しく動かせる範囲内での反復運動のなかで、徒手や電気刺激を使って、軽く動かせるように繰り返し運動を行っていきます。
余分な力が抜けた動作を学習していくことで、歩行などの動きの際に上肢に余分な力が入ってしまうことも抑制できるので、上肢を使う練習を阻害してしまうことも減っていきます。
川平法についてのまとめ
このようにリハビリ効果の高い川平法やその他の運動療法、最新のリハビリ機器を用いてリハビリセンターでのリハビリを行っております。
当センターで行っているリハビリが気になられましたら、無料体験も行っていますので是非とも実際に体験いただければと思います。
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