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脊髄と脊椎のケアと健康維持のポイント

この記事を読んでわかること
脊髄や脊椎に負担をかけない姿勢や生活習慣のポイント
脊髄や脊椎の健康を守るための動作時の注意点
圧迫骨折や脊柱管狭窄症を発症した際の治療とリハビリ


脊髄や脊椎に負担をかけると圧迫骨折や脊柱管狭窄症を発症してしまう恐れがあります。
これらの疾患は日常生活で行う動作を工夫することで発症してしまう可能性を減らすことができます。
この記事では脊髄と脊椎に対して負担をかけない動作方法や姿勢および圧迫骨折や脊柱管狭窄症を発症してしまった際の治療やリハビリについて解説します。

脊髄や脊椎に負担をかけない姿勢や生活習慣

脊髄や脊椎に負担をかけない姿勢や生活習慣
脊髄とは、背骨(脊椎)の中を通っている神経のことで脳からの送られる筋肉への命令を伝える役割があります。
脊髄を損傷すると運動麻痺や感覚障害、失禁を起こす膀胱直腸障害などの症状が出現します。
一度損傷してしまった脊髄は現行の保険診療では治療することはできないため、できるだけ脊髄に負担をかけないことが重要です。
脊髄は脊柱の姿勢の影響を強く受けます。
脊柱管狭窄症の方は腰椎を大きく反ってしまうと脊髄が圧迫され、症状が悪化することがあります。
そのため、脊柱管狭窄症がある方はできるだけ腰を反りすぎない姿勢を取ることが重要です。
また、体幹を前傾させすぎると腰椎への負担が大きくなるので注意が必要です。
脊髄は脊椎の中を通るため、脊髄を守るためにも脊椎に負担をかけないような姿勢を意識する必要があります。
腰部にある脊椎は腰椎と呼ばれ、脊椎の中でも可動性が大きく負担がかかりやすい部位です。
腰椎は骨粗鬆症になってしまうと圧迫骨折という骨折を起こしやすくなります。
腰椎圧迫骨折を発症すると痛みはもちろん、骨が変形してしまうことによる姿勢の変化が起こります。
姿勢が変わってしまうことで腰椎に負担がかかり、さらに圧迫骨折が進行することや別の脊椎が圧迫骨折してしまうことがあります。
腰椎圧迫骨折の予防には運動によって骨密度を改善することができることから、運動療法が有効です。
筋力増強運動として背筋のトレーニングを最大筋力の60~80%程度の負荷で鍛えることや転倒防止を目的としてバランス練習を行うことが推奨されています。
(参照サイト:腰椎疾患のリハビリテーション|J STAGE)
ただし、腰椎を大きく動かすことは圧迫骨折のリスクになるため、無理をせずにできる範囲でトレーニングを行うことが重要です。

脊髄と脊椎の健康を守るための予防策

脊髄と脊椎の健康を守るためには、腰部に無理な負荷がかからないような生活を行うことが重要です。
脊椎は過度に体幹を前傾・後傾したり、勢いよく身体を捻ることで大きな負荷がかかります。
特に50代以上の女性は骨粗鬆症のリスクが高く、生活の中の何気ない動作で圧迫骨折してしまうリスクがあります。
(参照サイト:骨粗鬆症治療ガイドライン2015)
日常生活動作の中でよく行ってしまう脊椎に負担をかける動作は、床のものを拾う際に腰を曲げる、振り向く際に勢いよく体幹を捻る、物を取る際に手を伸ばした状態で取るなどが挙げられます。
床の物を拾う際は腰を曲げてしまうと腰椎に大きな負担がかかってしまいます。
そのため、床の物を拾う際は膝を曲げてできるだけ体幹を曲げないように拾うことで腰椎への負担を減らすことができます。
振り向く際に勢いよく体幹を捻ると脊椎に無理な負荷がかかります。
振り向く際はできれば身体だけを捻るのではなく、足を踏み替えて全身の向きを変えるか、もし全身の向きを変えることが難しいのであればゆっくり振り向くようにしましょう。
物を取る際に、大きく手を伸ばした状態で取ってしまうと上肢の筋力だけでなく、背中の筋肉で代償してしまいます。
背中の筋肉で代償して物を取ると、脊柱に負荷がかかりやすいと言われています。
物を取る際はできるだけ取りたいものに近づき、取った後は身体の近くで持つことで脊椎への負担を減らすことができます。
何気ない動作での圧迫骨折を防ぐためにも、体幹に無理な負荷がかかる動作を避けることが脊髄と脊椎の健康を守るために重要です。

損傷時に知っておきたい治療とリハビリ方法

脊髄や脊椎を気遣った生活を行っていても、圧迫骨折や脊柱管狭窄症を発症してしまうことはあります。
圧迫骨折の治療は保存療法を行うことが基本です。
骨折後の骨癒合が起きる前に動いてしまうと骨折部位の圧壊を進行させてしまうことがあるため、基本的にはコルセットを作成してからリハビリを開始します。
圧迫骨折のリハビリは、歩行練習・再発予防のための体幹の筋力トレーニングを中心に行います。
腰椎圧迫骨折はあまり強い疼痛が起きないこともあり、受診と治療が遅れてしまうこともあります。
治療ができないと圧壊が進行し、脊柱管狭窄症に移行してしまう可能性もあるため、腰や背中が何かおかしいと感じた際は早めに受診することが重要です。
脊柱管狭窄症とは脊髄が圧排されることで下肢にしびれや運動麻痺が出現する疾患です。
治療は手術療法と保存療法があり、どちらでもリハビリを行うことが重要です。
脊柱管狭窄症のリハビリは、体幹の筋力トレーニングと動作練習が中心になります。
特に体幹を反る方向動かすと脊柱管狭窄症の症状が悪化する恐れがあり、このような動作をできるだけ避けるように動作の練習を行います。

まとめ

この記事では、脊髄と脊椎の健康を保つ方法と損傷してしまった場合の治療やリハビリについて解説しました。
脊髄や脊椎に負担をかけないためには過度な体幹の動きを行わないことが重要です。
脊椎や脊髄の健康を守るための予防策として、日常生活の動作を工夫する必要があります。
損傷してしまった際は、圧迫骨折では保存療法、脊柱管狭窄症では手術療法・保存療法を行い、どちらの場合でもリハビリテーションは必ず行います。
脊柱管狭窄症で神経を損傷してしまった後の脊髄の治療は確立されていませんが、再生医療にはその可能性があります。
今後、神経再生医療×リハビリテーションの治療の研究は進んでいきます。
私たちのグループは神経障害は治るを当たり前にする取り組みを『ニューロテック®』と定義しました。
当院では、リハビリテーションによる同時刺激×神経再生医療を行う『リニューロ®』という狙った脳・脊髄の治る力を高める治療を行なっていますので、ご興味のある方はぜひ一度ご連絡をお願いします。

よくあるご質問

脊柱管狭窄症のリハビリの目的は?
脊柱管狭窄症のリハビリは病状の維持や再発予防、日常生活動作を行いやすくすることを目的に行います。
しびれや運動麻痺はリハビリでは治療できないため、症状との上手な付き合い方を獲得することが重要です。

脊椎狭窄症に良い運動は?
脊柱管狭窄症では有酸素運動や背筋の筋力トレーニングが有効です。
強い負荷で運動を行ってしまうと脊柱を痛めてしまうリスクがあるため、脊椎や脊髄に無理な負荷がかからないように軽い負荷から運動を開始しましょう。

<参照元>
1腰椎疾患に対するリハビリテーション|J STAGE:
:https://www.jstage.jst.go.jp/article/spinalsurg/31/1/31_12/_pdf/-char/ja
2骨粗鬆症治療ガイドライン:
http://www.josteo.com/ja/guideline/doc/15_1.pdf

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