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脊髄損傷後のリハビリテーションで回復への道を探れるか?

この記事を読んでわかること
脊髄損傷が身体機能や自律神経系に重大な影響を与えることがわかる。
理学療法、作業療法、言語療法がリハビリテーションの基本要素であることがわかる。
幹細胞治療が脊髄損傷の新しい治療法として研究されていることがわかる。


脊髄損傷は身体機能に重大な影響を与える深刻なけがです。
リハビリテーションは、運動機能や感覚、自律神経系の回復を目指し、患者が自立した生活を取り戻すための重要なプロセスです。
理学療法、作業療法、言語療法を組み合わせた包括的なアプローチが求められます。
さらに、幹細胞治療は新しい治療法として注目されています。

リハビリテーションの基本と重要性

リハビリテーションの基本と重要性
脊髄損傷は、身体機能に重大な影響を及ぼす深刻なけがです。
損傷の程度や場所によって、運動機能や感覚、さらには自律神経系にまで影響を与えることがあります。
このような状況下で、リハビリテーションは回復の鍵となります。
一般的には、胸腰髄損傷の時には対麻痺(ついまひ)頸髄損傷の時には四肢麻痺となりますが、それぞれの症例によって複雑であり、1例ずつ異なるといえます。
リハビリテーションは、損傷後の機能回復を目指し、患者が可能な限り自立した生活を送るための支援を行います。
リハビリテーションとしては、理学療法、作業療法、言語療法が代表的なものとなります。
理学療法では、筋力や柔軟性を改善し、関節の可動域を広げることを目指します。
作業療法は、日常生活動作(ADL)の向上を目的とし、患者が自分で食事を取ったり、着替えたりできるように訓練します。
言語療法は、発話や嚥下の問題を改善するための治療です。
これらの療法は、患者さんそれぞれに合わせて適切な方法をとっていきます。

日常生活を取り戻していくための第1ステップ

脊髄損傷後のリハビリテーションの最初のステップは、現状の評価と目標設定です。
医師や看護師、理学療法士などによって作られる医療チームは、損傷の程度や患者の全体的な健康状態を評価し、現実的な目標を設定します。
初期の段階では、基本的な運動機能の回復に焦点を当てていきます。
例えば、筋力トレーニングやストレッチ、バランス練習などが行われます。
次のステップは、日常生活動作の改善です。
これは、患者が独立して生活できるようにするための重要な部分です。
食事、着替え、入浴などの基本的な活動を自分で行う能力を高めるために、特定のエクササイズやテクニックを指導していきます。
また、必要に応じて、補助器具の使用方法も教えられます。
心理的なサポートも非常に重要です。
脊髄損傷は、精神的な負担も大きく、うつ病や不安を引き起こすことがあります。
心理カウンセリングやサポートグループへの参加は、患者が前向きな気持ちを保ち、リハビリテーションに取り組むための大きな助けとなります。

幹細胞治療が拓くリハビリとの新しい可能性

近年、幹細胞治療は脊髄損傷のリハビリテーションにおける新しい希望となっています。
幹細胞は、特定の細胞に分化する能力を持ち、損傷した組織の再生を促進する可能性があります。
研究によると、幹細胞治療は神経再生を促し、運動機能や感覚の回復を助けることが示されています。
また、幹細胞治療は、幹細胞の再生能力を利用することで、脊髄損傷の方に希望をもたらしうると報告されています。
この幹細胞はさまざまな種類の細胞に分化する可能性を秘めており、それによって失われた神経細胞を置き換え、軸索(じくさく)という部位の成長を促進、そし損傷した軸索を再度髄鞘化(ずいしょうか)し、免疫応答を調節し、機能回復のための許容環境を作り出します。
幹細胞治療の一つの方法は、自分の骨髄から採取した幹細胞を用いるものです。
この方法は、拒絶反応のリスクを減少させ、安全性が高いとされています。
もう一つの方法は、他人の幹細胞を使用することですが、この場合は免疫抑制剤の使用が必要となることがあります。
しかし、幹細胞治療はまだ研究段階にあり、すべての患者に対して有効であるとは限りません。
治療の効果や安全性については、さらなる研究が必要です。
それでも、幹細胞治療が脊髄損傷の治療に新しい可能性をもたらすことは間違いありません。

まとめ

脊髄損傷後のリハビリテーションは、患者が可能な限り自立した生活を送るための重要なプロセスとなります。
リハビリテーションの基本的な要素には、理学療法、作業療法、言語療法が含まれ、個々のニーズに合わせた包括的なアプローチが求められます。
日常生活動作の改善や心理的なサポートも重要な要素です。
さらに、幹細胞治療は、脊髄損傷の治療における新しい希望をもたらしています。
まだ研究段階ではありますが、幹細胞治療は神経再生を促し、運動機能や感覚の回復を助ける可能性があります。
リハビリテーションと新しい治療法の組み合わせにより、脊髄損傷患者がより良い生活を取り戻すための道が開けることが期待されます。
当院ニューロテックメディカルでは、『神経障害は治るを当たり前にする取り組み』を、ニューロテック®と定義しました。
脳卒中や脊髄損傷、神経障害の患者さんに対する『狙った脳・脊髄の治る力を高める治療』を、リニューロ®と定義しました。
リニューロ®は、同時刺激×神経再生医療®にて『狙った脳・脊髄の治る力を高める治療』です。
また、その治療効果を高めるために骨髄由来間葉系幹細胞、神経再生リハビリ®の併用をお勧めしています。
神経再生リハビリ®は、再生医療に合わせて磁気刺激や電気刺激などで神経回路を興奮しやすくした上での反復訓練(川平法®)などをおこなうことで、狙った神経回路の強化及び再構築を目指すリハビリです。
脊髄損傷などの神経障害に対する再生医療についてご興味のある方は、ぜひ一度当院までご相談くださいね。

よくあるご質問

脊髄損傷後のリハビリの効果とは?
脊髄損傷後のリハビリは、運動機能や感覚の回復、日常生活の自立を促進する効果があります。
理学療法や作業療法、言語療法を通じて筋力や柔軟性を改善し、基本的な日常動作を再習得することができます。
また、心理的なサポートも含め、患者の生活の質を向上させます。

リハビリは150日以降も継続できますか?
はい、リハビリは150日以降も継続することが可能です。
リハビリテーションの効果を最大化するためには、長期的な取り組みが重要です。
患者の状態に合わせて、継続的に治療計画を見直し、必要なサポートを提供することが勧められます。

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<参照元>
・脊髄損傷のリハビリテーション 公益社団法人 日本リハビリテーション医学会:
https://www.jarm.or.jp/civic/rehabilitation/rehabilitation_03.html
・脊髄損傷者に対するリハビリテーション.Spinal Surgery.2016;30(1):58-67.:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/spinalsurg/30/1/30_58/_pdf
・Advancing Spinal Cord Injury Treatment through Stem Cell Therapy: A Comprehensive Review of Cell Types, Challenges, and Emerging Technologies in Regenerative Medicine:
https://www.mdpi.com/1422-0067/24/18/14349




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