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脊髄梗塞のリハビリ方法と回復までの道のり

この記事を読んでわかること
脊髄梗塞のリハビリのポイントについて
脊髄梗塞の治療後の経過について
脊髄梗塞のリハビリ効果を高めるために重要なことについて


脊髄梗塞のリハビリテーションと回復までの道のりを解説しています。
早期リハビリの重要な理由やリハビリ効果を高めるポイント、回復過程について詳細にわかりやすく紹介しています。
脊髄梗塞と向き合う患者本人だけでなく家族や周囲のサポートの重要性にも触れ、日常生活への自立を目指すために必要な情報をまとめています。

脊髄梗塞後のリハビリにおけるポイントとは?

脊髄梗塞後のリハビリにおけるポイントとは?
脳の血管が詰まる脳梗塞と同じように脊髄に血液を供給する血管が詰まることで脊髄への酸素と栄養の供給ができなくなるものを「脊髄梗塞」といいます。
脊髄梗塞では手足の力が入らなくなる運動麻痺や痛みや温度を感じにくくなる感覚障害、排尿・排便障害、歩行困難などの症状が現れます。
このような症状が出現する脊髄梗塞後のリハビリでは「早期開始」が重要なポイントとなります。
脊髄梗塞は発症すると後遺症が残ってしまう可能性があるため、できる限り早くリハビリを開始することが重要です。
また、症状や障害の程度は患者ごとに異なるため、個別のリハビリ計画を立てる必要があります。
そのため、理学療法士や作業療法士などリハビリの専門家と連携しながら自分にあったリハビリ計画を立てることが重要です。

どのくらいの期間で回復できる?脊髄梗塞の治療後の経過

脊髄梗塞の治療後の回復期間は症状の重さや治療開始のタイミング、リハビリの内容によって個人差が大きいと言われていますが、脊髄梗塞患者の多くは2~4週間以内に回復がみられ、初期に回復がみられない例は予後が不良であったと報告されています。
軽度の場合は数カ月以内で日常生活への復帰が可能な場合があり、中等度では数カ月から数年をかけて徐々に部分的に機能の改善がみられます。
重度の場合は完全な機能回復は難しく、長期的なリハビリと支援が必要となる場合が多くなります。
回復の期間には発症後1~3カ月程度の初期回復期、発症後3~6カ月の中期回復期、発症後6カ月~数年の長期回復期が暫定の目安となります。

初期回復期

発症後から脊髄の損傷が安定するまでの急性期の期間で、症状の重篤度に影響されますがこの期間にある程度回復がみられる場合は予後が良好となります。
軽度の脊髄梗塞であれば比較的早い段階で運動麻痺や感覚障害の改善がみられることがあります。

中期回復期

脊髄の回復が進むのは発症後3~6カ月のこの時期までと言われています。
脳と脊髄の神経回路の再編成が行われ、運動麻痺や感覚障害が少しづつ改善していきます。

長期回復期

発症後6カ月が経過すると緩やかな機能改善は期待できますが元の状態に戻ることは困難な場合が多いです。
失われた機能を補助具などの環境を整備することで補い、日常生活の自立を図っていきます。
また、長期的なリハビリとなるため家族などの協力も重要な要素となります。

リハビリの効果を高めるためにできること

脊髄梗塞のリハビリの効果を高めるためには、計画的なアプローチ身体的・精神的・環境的といった多面的なアプローチを取り入れることが必要となります。

初期リハビリ

脊髄梗塞を発症してからできる限り早期にリハビリを開始することが重要です。
早期にリハビリを開始することで神経回路が再編成されやすく、後遺症が残りにくくなります。

個別のリハビリ計画

脊髄梗塞の程度や症状は患者ごとに異なるため、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といったリハビリの専門家と相談しながら個別に調整できるように計画を立てる必要があります。

神経回路の再編成

脊髄梗塞の回復には神経の可塑性を利用した神経回路の再編成が重要となります。
動作を反復練習することで新しい神経回路が形成されていき機能回復が促進されます。

リハビリへの患者自身の積極的な参加

理学療法士などの専門家の指導を受けながらも、患者自身がリハビリに積極的に取り組む姿勢が重要となります。
リハビリを受ける時間以外でも自分でできるセルフエクササイズや動作の反復訓練などを日常生活の中に取り入れることで機能回復が促進されます。

心理的サポート

長期間のリハビリの継続が必要となることがあります。
そのため、家族の協力や支援グループの利用、心理カウンセラーへの相談など心理的なサポートも必要となります。
脊髄梗塞のリハビリの効果を最大限に引き出すためには医療チーム、患者、家族が一体となって早期から計画的に取り組むことが重要となります。

まとめ

脊髄梗塞は患者の生活の質に大きな影響を与える疾患です。
しかし、適切なリハビリテーションにより後遺症を軽減し機能回復を促進させることが可能です。
また、最新の治療法である「再生医療」も脊髄梗塞後遺症の治療の選択肢の一つにあります。
これまでの治療ではリハビリテーションで機能回復を目指すことが主でしたが、損傷した神経自体を修復させて機能回復を目指す再生医療が注目されています。
「ニューロテックⓇ」と呼ばれる『神経障害は治るを当たり前にする取り組み』も盛んに行われています。
神経機能の再生を促す再生医療とリハビリを組み合わせた「同時刺激×神経再生医療Ⓡ」によって、今まで難治であった脊髄梗塞の後遺症の改善が期待できます。
脊髄梗塞は患者の生活の質に大きな影響を与える疾患です。
しかし、適切なリハビリテーションにより後遺症を軽減し機能回復を促進することが可能です。
また、脊髄梗塞後遺症の治療の選択肢のひとつに、「再生医療」という最新の治療法もあります。
今までの脊髄梗塞後遺症の治療では、リハビリテーションで機能を向上させることが主でした。
しかし損傷した神経を修復するという再生医療が注目されています。
再生医療では、修復が不可能と言われている神経を新たに再生させていく画期的な治療法です。
この再生医療では手術を行いませんので、身体への侵襲が少ない治療となります。
手術を実施した場合には、侵襲するため以前のお体の状態に戻るのに長い期間がかかりますが、 再生医療は侵襲が少ない治療法となります

よくあるご質問

脊髄梗塞のリハビリの効果はどうですか?
リハビリによる神経可塑性を利用した神経回路の再編成により、運動麻痺や感覚障害などの改善が期待できます。
また歩行訓練や日常動作訓練により自立度が向上します。
継続的にリハビリに取り組むことにより機能回復が期待できます。

脊髄梗塞の治療法は?
梗塞により遮断された脊髄への血流を回復させるために、血栓溶解薬や抗凝固薬といった薬物療法と神経回路の再編成や日常生活の自立を目指すリハビリテーションがあります。

<参照元>
・脊髄梗塞14例の臨床像および予後の検討:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jstroke/32/4/32_4_351/_pdf
・脊髄梗塞の回復へむけてのリハビリテーション:https://neurotech.jp/rehabilicenter/rehabiliblog/rehabilitation-for-recovery-from-spinal-cord-infarction/

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