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リハビリテーションで麻痺から復活する可能性

この記事を読んでわかること
脳卒中後の時期に応じたリハビリテーションについて
麻痺の回復の可能性について
幹細胞治療について


脳出血、脳梗塞により麻痺症状が出現します。
発症後、早期よりリハビリテーションを行い、廃用症候群の予防に努め、病状が安定したら積極的にリハビリを実施していきます。
退院後も身体機能が落ちないように継続的なリハビリを行えることが望ましいです。
この記事では、発症からの時期に応じたリハビリについて紹介しています。

リハビリテーションの麻痺克服のためのステップ

リハビリテーションの麻痺克服のためのステップ
脳卒中には、脳の血管が詰まる脳梗塞と脳の血管が破れる脳出血、くも膜下出血があり、いずれも高血圧が最大の原因です。
くも膜下出血は麻痺は少ないですが、脳梗塞、脳出血においては、脳細胞が壊れ、半身麻痺などの症状が出現します。
脳梗塞や脳出血は、発症早期より適切な治療を開始すれば、後遺症なく治ることもあり、またリハビリでかなり回復することも多くなっています。
しかし、残念ながら他の多くの場合は、半身不随や認知症が残ります。
脳卒中により麻痺の症状が出現した場合、どのようなステップでリハビリテーションを行うのでしょう。
ここでは、発症からの時期別リハビリについて紹介します。

急性期のリハビリテーション

脳卒中発症から約1か月の時期を急性期といいます。
この時期は、命の危険がある患者や怪我の程度が重い患者が大半であり、治療を最優先して行います。
ベッド上での安静期間が長くなると、筋肉が萎縮したり関節が固まって動きが悪くなってしまうことがあります(拘縮)。
他に、骨が弱くなったり、体力の低下も起こります。
このような状態を廃用症候群と呼びます。
急性期は発症直後から廃用症候群の予防と早期からの運動学習によるセルフケアの早期自立を最大の目標とします。
急性期は、脳の血流が改善して脳のむくみが取れてくるので、ある程度の麻痺は回復します。

回復期のリハビリテーション

急性期を脱した後に行われるのが、回復期リハビリテーションです。
回復期は発症後6か月までの時期をさします。
基本的には、日常生活を行う上で必要な動作が行えるよう運動機能・嚥下機能・高次脳機能などを改善させるリハビリテーションが中心となります。
また、運動機能に関しては以下のような治療方法があります。

  1. 促通反復療法
    脳科学の進歩によって、脳の一部が破壊されても、損傷を免れた他の部位が損傷された部位の役割を補う能力(可塑性)があることが明らかになりました。
    可塑性の発現は使用頻度に依存するので、麻痺を回復させるためには、訓練量を増やして麻痺側上肢・下肢を繰り返し動かす努力が必要です。
    『促通反復療法』は「促通手技による意図した運動の実現」と、その「集中反復」との相乗効果で必要な神経回路を強化することを目標とします。
  2. 磁気・電気刺激療法
    電気を使って手足を動かす神経を刺激して筋肉を動かし、運動を学習させる方法です。
  3. ロボットリハビリ
    ロボットが下肢などの筋肉の動きをサポートして、歩行を可能にしたり、体を支えることでバランスを修正する訓練などに使われています。

発症から6か月までは麻痺の回復が見られるといわれている時期です。
回復期での積極的なリハビリにより、麻痺の回復が期待できるため、この時期は積極的にリハビリに取り組みましょう。

生活期のリハビリテーション

急性期、回復期を経て症状ならびに障害の状態が安定した後、在宅で生活している時期を生活期と呼びます。
生活期は発症から6か月以降の時期をさします。
退院後に何もしないでいると、入院中に出来るようになった日常生活動作が退院後に出来なくなってしまうことがあります。
こうした状態をサポートするしくみとして、生活期リハビリがあるのです。
生活期リハビリは主に介護保険のサービスです。
生活期リハビリには、実際の生活の場でリハビリを行う「訪問リハビリ」や、設備の整った環境でリハビリを行う「通所リハビリ」などがあります。
発症から6か月以上経過すると、麻痺の回復は非常に緩やかとなり、目に見えた回復が乏しくなります。
生活動作においては、麻痺のない上下肢も使い、安全に動作を行えるようにしていく必要があります。
しかし、麻痺側の上下肢をあまり使わないでいると、麻痺側の能力が低下し、日常生活動作を安定的に行えなくなってしまう可能性があるため、麻痺側上下肢の機能訓練は継続しましょう。

麻痺患者のための日常生活のアイデアとコツ

リハビリでは、日常生活動作を自力で出来るようにするために機能訓練や実際の生活動作訓練を行いますが、直接的な機能訓練の他に自助具や装具の導入が有効なことがあります。
ここでは、装具や自助具の活用例についてご紹介します。

  • 装具療法:身体の一部を外部から支え、運動能力の向上や疼痛の軽減を図るものを「装具」といいます。
    装具は変形の予防や変形の矯正などの目的で使用されます。
    脳卒中では、足関節のコントロールが十分でない場合などに短下肢装具が使われることがあります。
    また、重度麻痺により麻痺側下肢での体重支持が困難な場合は長下肢装具を使用することもあります。
  • 自助具:麻痺側上肢が利き手の場合、箸やスプーンを持つことが困難なことがあります。
    バネ付きの箸でつまみやすくなったり、柄の太いスプーンで柄が握りやすく安定したりします。

このように、生活動作をより行いやすくするような道具をリハビリにて導入し、自立度向上に向けて試みるのです。

幹細胞治療の可能性と新たな希望とは

身体に外傷を負った際、体が傷を自己修復してくれますが、傷が回復する為には新たな細胞を作る必要があります。
新たな細胞を生み出すためには、幹細胞の働きが必要です。
幹細胞は年齢と共に減少してしまうため、加齢とともに自分を治す力が徐々に低下してしまいます。
幹細胞治療は、幹細胞点滴をして、組織を修復・再生する能力を高めることを目的とした治療です。
脳卒中や脊髄損傷の幹細胞治療において、安全性・効果が報告されているのは骨髄を元とした幹細胞点滴だけです。
骨髄由来幹細胞点滴とは、自身の体内にある骨髄から骨髄液を採取し、その骨髄液の中にある幹細胞を培養して大量に幹細胞を増やし、体に点滴投与していく治療です。
今までは根本的な治療がないと言われていた病状に対して、損傷された細胞を修復させる、新たな細胞を体内に収着させる、再構築させる事を目指します。

まとめ

脳卒中を発症して麻痺症状が出現した場合、発症早期からリハビリテーションを開始するのが理想的です。
そして、各時期に応じたリハビリを実施し、患者の能力を最大限発揮できるように介入します。
しかし、脳卒中により破壊された脳の根本治癒は困難です。
そこで、近年は再生医療も注目を浴びています。
ニューロテックメディカルでは、脳卒中・脊髄損傷を専門として、脳脊髄損傷部の治る力を高める治療『リニューロ®』を提供しております。
また、『神経障害は治るを当たり前にする取り組み』をニューロテック®と定義し、生命の再生を促す再生医療を取り入れています。
再生医療だけではなく、リハビリも同時に行うことで(神経再生医療×同時リハビリ®)、より治る力を高めていくのです。
ご興味ある方は是非、お問い合わせください。

よくあるご質問

脳梗塞後の言語障害にはどんなものがありますか?
脳梗塞後の言語障害には、言葉を話すことに障害を来たす失語症、言葉を流暢に話すことができない構音障害、文字を書くことに障害を来たす失書症などがあります。
いずれも後遺症として読み書きに支障を及ぼしますので早期の介入が必要です。

脳梗塞による失語症は回復しますか?
回復には個人差がありますが、多くの場合、適切なリハビリテーションや言語療法により改善することが多いです。
そのため、早期の介入が重要であるとともに、継続的な治療と患者の積極的な取り組みが不可欠です。
個々の症状や脳の損傷の程度に応じて、回復のプロセスは異なります。

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<参照元>
・eヘルスネット:
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-006.html
・京都大学医学部付属病院:
https://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/department/division/pdf/strokesupport/strokesupport_20230405_05.pdf
・日本リハビリテーション医学会:
https://www.jarm.or.jp/civic/rehabilitation/rehabilitation_01.html

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