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絶望的な後遺症と希望を持つためのリハビリによる克服方法

この記事を読んでわかること
重度の後遺症が日常生活に及ぼす影響
リハビリテーション方法と退院後に使える支援制度
家族や周囲のサポートの重要性


脳卒中を発症すると様々な障害が出現し、重度な運動麻痺や意識障害などによって寝たきりなどの絶望的な状態になることがあります。
しかし、リハビリを早期から行うことや介護保険などの社会サービスを利用することで生活を行いやすくすることができます。
この記事では絶望的な後遺症を発症した際のリハビリ方法や社会資源について解説します。

重度の後遺症と日常生活への影響

重度の後遺症と日常生活への影響
脳卒中を発症すると様々な後遺症が出現します。
代表的な症状としては片麻痺、感覚障害、高次脳機能障害など運動機能から認知面に関わる機能まで多岐に渡ります。
特に重度の片麻痺で身体を動かすことが困難になったり、重度の意識障害が出現すると自力で動くことが困難になります。
重度の片麻痺を発症すると、片側の上下肢を動かすことが困難になるだけでなく、体幹機能が低下し座る際のバランスが取れなくなることもあります。
そのため、運動機能の低下は直接的に日常生活動作の障害になります。
意識障害とは、脳卒中などによって脳がダメージを受けた際に昏睡状態に陥ったり、昏睡状態でなくても会話が混乱したり、注意力が低下したりする状態のことを指します。
脳卒中の中でも大脳の広い範囲で障害を受けた際や脳出血で脳室と呼ばれる部位まで出血が及んでしまった場合、中脳や視床にかかる神経を損傷した場合などで認めやすいとされています。
重度の意識障害が出現すると昏睡状態となり、動くことが困難になってしまいます。
このような状態ではベッド上で寝たきりになることも珍しくありません。
脳卒中後に重度の障害が出現した場合は早期からリハビリテーションを行い、障害の改善を目指して行くことが重要です。

リハビリテーションと支援制度の活用

リハビリテーションは脳卒中発症後、48時間以内に開始することが推奨されています。

脳卒中が疑われた際はCTやMRIなどの画像診断装置を使用しますが、各療法士はこの際に得られた画像をリハビリ前に確認して、障害の度合いを予測します。
脳画像では、障害された部位や大きさによって出現する障害の予測が可能です。
画像を使用して重度の障害が出ることが予測された場合は、意識状態を評価しながらまずベッドから車椅子に乗ることから開始します。
この際に血圧の変動には細心の注意が必要です。
その後、全身状態が安定すれば、理学療法では装具を使用した立位・歩行練習を開始し、運動機能や意識状態の改善を目指します。
作業療法では高次脳機能の評価を行いながら日常動作の練習を開始します。
言語療法は意識状態や嚥下機能に注意しながら、食事が摂取できるか評価を行い摂食・嚥下訓練を開始します。
また、失語症や構音障害などが出現していないかもチェックします。
医学的に状態が落ち着けば回復期リハビリテーション病院へ転院し、さらなるリハビリを行います。
回復期病院を退院した後は自宅もしくは施設でのリハビリを継続します。
退院した後の社会資源はほとんどの場合で介護保険制度を利用します。
介護保険制度とは、高齢者の介護を社会全体で支え合う仕組みとして、2000年より施行されている制度です。

脳卒中患者では40歳以上の方が介護保険を利用することができます。
利用者は障害の程度によって要支援1〜要介護5までの7段階に区分されます。
利用者の負担金は区分内であれば納税額によって1〜3割となります。
介護保険で利用できるサービスは施設系と在宅系に分かれ、在宅系はさらに福祉用具貸与と介護サービスに分かれます。
施設系では特別養護老人ホームや老人保険施設などがあります。
福祉用具貸与は必要な方に据え置き式の手すりや車椅子、電動式ベッドなどを借りる際の圃場を行います。
介護サービスは訪問ヘルパーや訪問看護、訪問リハビリテーション、デイサービスなどがあり、利用者や介護者が日常生活を送りやすくするために使用します。
脳卒中によって重度の障害が発症した場合、リハビリテーションや支援性を利用することで日常生活を送りやすくすることができます。

家族や周囲のサポートの重要性

脳卒中によって重度の障害を受けた際は家族や周囲のサポートが非常に重要になります。
重度の障害を発症すると、自立して日常生活を送れないことも珍しくありません。
そのため、家族が介護することで自宅での生活を送っている方も多数います。
家族が行う介護は更衣や排泄、入浴などの日常的な身の回りのことから掃除や洗濯、料理などの家事まで多岐に渡ります。
もし、家族のサポートを受けることが難しい場合は上述の介護保険などの社会資源を利用してサポートを受けます。
例えば、身の回りのことや家事は介護ヘルパーに依頼し、入浴はデイサービスで行い、自宅での生活を少しでも自立するために訪問リハビリを利用するなどが挙げられます。
このように、重度の後遺症を発症してしまった場合は家族や周囲のサポートが、その人が日常生活を送るために非常に重要となります。

まとめ

この記事では、絶望的な後遺症と希望を持つためのリハビリによる克服方法について解説しました。
脳卒中による重度の後遺症は日常生活に大きな影響を与えます。
発症後は早期からリハビリテーションを行うことが重要であり、退院後は介護保険などの社会資源を利用することで日常生活を送りやすくします。
日常生活動作が障害されている場合、家族や周囲のサポートを受けることで日常生活を送れる方も多数います。
脳卒中で神経を損傷してしまった後の脳の治療は確立されていませんが、再生医療にはその可能性があります。
今後、神経再生医療×リハビリテーションの治療の研究は進んでいきます。
私たちのグループは神経障害は治るを当たり前にする取り組みを『ニューロテック®』と定義しました。
当院では、リハビリテーションによる同時刺激×神経再生医療を行う『リニューロ®』という狙った脳・脊髄損傷部の治癒力を高める治療を行なっていますので、ご興味のある方はぜひ一度ご連絡をお願いします。

よくあるご質問

リハビリで一番大切なことは何ですか?
脳卒中のリハビリでは、できるだけ早期から開始することが最も重要です。
脳卒中による運動機能や感覚機能の回復は早期に最も起きるとされています。
そのため、早期からリハビリを行い、回復を促進することが重要です。

リハビリテーションにはどんな療法がありますか?
リハビリは主に3つに分かれます。
歩行などの移動機能の改善を目指す理学療法、日常生活動作を行いやすくする作業療法、飲み込みなどの摂食・嚥下機能や失語などの高次脳機能障害の改善を目指す言語療法があります。

<参照元>
1脳卒中治療ガイドライン2021改定2023https://www.kk-kyowa.co.jp/stroke2021/https://www.kk-kyowa.co.jp/stroke2021/
2介護保険制度の概要|厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/content/000801559.pdf

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