先進リハビリによる機能改善
ご予約
電話問い合わせ
アクセス
リハビリブログ

むち打ちの後遺症はリハビリや生活の工夫で緩和できる

この記事を読んでわかること
むち打ちの後遺症に対するリハビリ方法
日常生活でできるむち打ち後遺症を軽くするための工夫
むち打ちの後遺症があっても快眠できる枕の選び方


むち打ち後に痛みや痺れが残ってしまい辛い方もいるでしょう。
しかし、痛みのあまり安静にしすぎては首の筋力が低下してしまい、症状が悪化することもあるのです。
この記事では痛みの軽減につながる簡単なリハビリ方法を紹介します。
また、枕や就寝姿勢を変えると、むち打ち後遺症による不眠が軽減できるので、ぜひ参考にしてみてください。

むち打ちの末梢神経障害の後遺症を緩和する工夫はあるのか?

むち打ちの末梢神経障害の後遺症を緩和する工夫はあるのか?
むち打ちは自動車での事故やスポーツなどで激しい衝撃を首に受けることで起こる、頸椎部の捻挫です。
むち打ちの末梢神経障害により、首や肩周りに痛みや痺れが生じ、その結果動かしにくさにつながります。
これにより首や肩、背中が凝って不快感を感じたり、頭痛やめまいを引き起こしたりと生活に支障が出てくることもあります。
この記事では、むち打ちの後遺症を緩和する方法を紹介します。

日常生活での痛みと痺れを軽減する方法と工夫

むち打ち後は受傷直後のような痛みが強い急性期を除けば、必要以上に安静にする必要はありません。
痛みが落ち着いたら、通常の日常生活を送っていくことが大切で、そのなかで無理なくストレッチなどを取り入れていくことが大切です。
むち打ちによる日常生活での痛みや痺れを軽減するために日常生活でできる工夫を紹介します。

むち打ちになった直後、急性期の場合

むち打ちが起こったばかりは、安静にすることが第一です。
炎症が起きている可能性があるので、冷やすこと(アイシング)で痛みを緩和できます。
動かすと強い痛みが出る場合には、首用コルセット「頸椎カラー」で固定する場合もあります。
しかし、この頸椎カラーは受傷直後から1週間程度着用するのが一般的で、長時間着用することは推奨していません。
痛みが改善しても着け続けると、首の筋力が衰えたり関節が硬くなったりする可能性があります。
これにより、かえって首の痛みや頭痛を引き起こす可能性があるので、注意が必要です。

痛みが落ち着いてきたら、慢性期の場合

炎症期が過ぎて強い痛みが治まってきたら、首や肩を無理のない範囲で動かしたり、筋肉をほぐしたりするといいでしょう。
首の筋肉をストレッチするのもおすすめです。
また運動前やストレッチ前に患部を温めると血行が良くなり、より効果的です。
湯船に浸かってしっかりと体を温めるのもいいでしょう。

首のストレッチ方法

ストレッチ方法 回数・注意点
●前後方向の場合
前方・後方にそれぞれゆっくりと頭を倒し、首の筋肉を伸ばします。
回数は5秒間を3セット。
注意点は、頭を後方に倒す時に口を開けないこと。
口を開けた状態で首をそらすと頸椎の上部が過剰に伸びる恐れがあり、首の筋肉や関節を痛めやすくなります。
●左右方向の場合
顔は正面を向いた状態で頭を左側に倒します。
この時、左側の手で右肩を抑えながら伸ばします。
右側も同様に右手で左肩を抑えながら行います。
回数は5秒間を3セット。

ストレッチのポイントとしては、どの方向も「気持ちがいい」と感じる範囲で伸ばすようにしてください。

肩周りのストレッチ方法

ストレッチ方法 回数
肩甲骨を背骨に引き付けながら5秒間伸ばしたあと、肩の力を抜き、リラックスします。 5秒間を3セット。
①両手を組み、手のひらを前に向け腕を伸ばします。
②5秒間前方に伸ばしたあと、腕を戻しリラックスします。
5秒間を3セット。

首の筋力トレーニング方法

頭を手で押さえて、頭で手を押し返すように力を入れます。
前方・後方方向なら両手を組んで行うと実施しやすいです。
前後・左右の各方向に5秒間力を入れるのを3セット行います。
これらのストレッチ、筋力トレーニングに共通して気を付けていただくことは、あくまで無理をせず、痛みの出ない範囲で行ってください。
回数を多めにしすぎてしまったり、痛みや違和感を我慢しながら行ってしまうことで、かえって首の痛みを悪化させる恐れがあります。

枕の選び方や就寝時に気をつけること

枕の選び方や就寝時に気をつけること
合わない枕を使うことは首や肩の凝りを悪化させる可能性があり、枕選びは重要です。
枕選びのポイントは、まずは高さです。
むち打ちの場合は首が負担になる角度で眠らないよう、寝る姿勢は仰向けがいいでしょう。
仰向けになった時に、枕の一番下のラインに第7頸椎がくるように合わせ、首周りに隙間がないかを確認します。
この時、枕が高いと顎が下に引け、呼吸がしづらくなるなどの問題が生じやすくなります。
反対に枕が低いと、首が反り首周りの筋肉に負担をかけやすく、痛みや痺れが悪化する可能性があります。
さらに、就寝中に寝返りをし横向きになった場合、低い枕では下側になった肩や腕が圧迫されやすく、痛みが生じるかもしれません。
そのため、枕の高さを選ぶ時には、顎が引けてないか、首が反り返ってないか、呼吸はしにくくないかなども確認しながら選ぶといいでしょう。
次のポイントは枕の硬さです。
枕の高さが適切でも、柔らかすぎる枕は頭が沈んでしまい首に負担がかかります。
自分に合った高さを維持できるよう、ある程度硬さのある枕を選ぶことがおすすめです。

リハビリでどの程度改善するのか?

ストレッチや筋力トレーニングは数日やったからと言って、劇的に変わるわけではありません。
しかし、継続して実施することで徐々に改善が見られます。
ストレッチは筋肉のこわばりがほぐれ、血流が良くなり痺れを改善させる効果があり、筋力トレーニングは安静によって生じた筋力低下を改善させ、痛みを出現しにくくする効果が得られます。
また、温湿布などを併用することで、効果が感じやすくなることもあるでしょう。
しかし、症状の重さやリハビリの効果には個人差があり、人によっては十分な改善がみられない場合もあります。
そんな時には医療機関に受診することをおすすめします。

まとめ

むち打ちにより末梢神経が傷つき、痺れや痛みが取れない、首が動かしにくくなったという方もいるでしょう。
ニューロテック、脳梗塞脊髄損傷クリニックでは、脳卒中・脊髄損傷を専門に、狙った脳・脊髄損傷部の治癒力を高める治療『リニューロ®』と神経再生リハビリ®を提供しております。
神経再生リハビリ®は、磁気刺激や電気刺激を入力し、神経回路を興奮させた状態で反復訓練を実施することで、特定の神経回路の強化や再構築を図れます。
神経回路の再構築により、痛みなどを軽減させたり、動かしづらさを改善させたりする効果が期待できます。
受傷から時間が経ってしまい、むち打ち後遺症の改善を諦めていた方も、ぜひ一度再生医療を検討してみてはいかがでしょうか。

よくあるご質問

むち打ちによる後遺障害等級認定は?
むち打ちの後遺障害として、自賠責保険内で認定されやすい等級は「12級13号」と「14級9号」の2つです。
ただ、あくまでも自賠責保険内での後遺障害等級の認定であり、色々な助成を受けられる障害者手帳が取得出来る障害者等級とは異なります。
どちらも体の部分的に痛みや痺れなどの神経症状が残ることを指しますが、「12級13号」は局部に頑固な神経症状を残すもの、「14級9号」は局部に神経症状を残すものとなっており、12級の方が症状は重くなっています。
14級の方が認定され易く、12級は認定されにくいです。

後遺障害が認定されない理由は何ですか?
むち打ち後に生じた痛みや痺れの症状が、自覚症状だけでなく客観的に起きていること、なおかつ交通事故と因果関係があることを、医師の診断や検査などから証明する必要があります。
医療機関に6カ月を目安に通院する必要があり、そのうえ治療をしても完治せず痛みなどが継続することを証明しないとならず、認定が難しいのです。

関連記事

このページと関連のある記事


<参照元>
・公益社団法人 日本整形外科「外傷性頚部症候群」:https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/whiplash_injury.html
・一般社団法人 むち打ち治療協会「自然治癒力で回復力を早める接骨院・整骨院の技術(施術)」:https://mutiuti.jp/whiplash/1355/
・厚生労働省 神経系統の機能又は精神の障害に関する障害等級認定基準について:https://www.mhlw.go.jp/houdou/2003/08/h0808-3.html

<あわせて読みたい記事>片麻痺の部位別での後遺症改善度合い




    リハビリのご予約・お問い合わせ
    3ステップで簡単フォーム

    • お名前

    • Email・TEL

    • 年齢・内容

    お名前をご記入ください


    • お名前

    • Email・TEL

    • 年齢・内容

    メールアドレス

    電話番号

    ※携帯電話へショートメッセージでご連絡させていただく場合がございます。




    • お名前

    • Email・TEL

    • 年齢・内容

    年齢の選択

    地域の選択

    ご予約・ご相談内容を入力

    送信前にプライバシーポリシー(別タブが開きます)を必ずご確認下さい。

    ※送信後にページが移動します。確認画面はありません。

    コメント

    この記事へのトラックバックはありません。

    公式Instagram

    関連記事

    PAGE TOP