動脈硬化とその予防法とは!? | 脳梗塞・脊髄損傷・脳出血の再生医療ニューロテックメディカル

動脈硬化とその予防法とは!?

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高齢化社会や食文化の欧米化に伴い、高血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病はもはや多くの人にとって無視できない病気になりました。
これらの疾患によって血管が硬く脆くなる動脈硬化が進展すれば、脳や心臓などの重要な血管が破綻し、命の危険性もあるからです。
そこで今回は、動脈硬化とその予防法などに関して詳しく解説していきます。

生活習慣病による動脈硬化とは?

タバコは血管に悪影響
動脈硬化という言葉は近年よく耳にするようになりました。
動脈硬化とは、平たく言えば血管が硬くなることで本来持つべき弾性を失い、脆くなってしまう病気のことです。
主な原因としては、高血圧糖尿病高脂血症などの生活習慣病や加齢肥満運動不足喫煙などが挙げられます。
全身に血液を送っている血管の内腔にコレステロールが蓄積し、それが固くなることで血管内が狭く、かつ脆くなっていくのです。
特に高血圧は動脈硬化最大のリスクファクターであり、血管に圧力がかかっていくため、血管もその圧力に耐えるために徐々に固くなっていき、さらには脆くなっていきます。
動脈硬化は血管が通る脳や心臓、腎臓、肝臓、肺などすべての臓器に悪影響をもたらします。
例えば腎臓であれば末期腎不全のリスクを上昇させることが知られています。
まさに動脈硬化は全身病であり、いかに危険な病気かが分かるかと思います。
中でも、動脈硬化が危険視される最大の理由は、動脈硬化に起因する病気には致死性の高い病気が多いからです。
例えば、急性心筋梗塞がその1つです。
心筋梗塞という病気は、心臓を養う冠動脈という血管が動脈硬化によって閉塞する病気です。
冠動脈はもともと非常に細い血管であり、動脈硬化によって冠動脈内に粥状変化が生じると脂のコブ(プラーク)が形成されます。
このプラークが破裂し、そこに血栓が形成されることで一気に冠動脈が閉塞し急性心筋梗塞に至ります。
心筋梗塞を発症した場合には、すぐに救急車で病院に担ぎ込んで早急に治療を施さないと、死亡率約40%と死を招きやすいことでも広く知られており、多くの人を前触れもなく襲う恐ろしい病気と言えます。
他にも脳血管障害が挙げられます。
脳血管障害は脳梗塞や脳出血、クモ膜下出血などの総称であり、どの疾患も動脈硬化が原因となる疾患です。
これらの病気は、脳の血管に異常が生じることで脳の神経細胞が壊死してしまい、麻痺やしびれなどの後遺症や、場合によっては呼吸や循環に悪影響を与え命を奪う可能性のある病気です。
以上のことから分かる通り、いかに動脈硬化を予防するかが非常に重要なのです。

動脈硬化の予防法とは?

具体的に動脈硬化の予防法をご紹介します。

規則正しい食生活

生活習慣病の発症を予防する意味でも、過剰な塩分摂取を控え、糖質や脂質が少なく、タンパク質を多く含んだ食生活を意識すべきです。
具体的には、加工食品や肉類は塩分や脂質が高いため避けて、魚や野菜、豆腐などを中心に摂取するのが好ましいです。
また、ドレッシングなどの調味料には糖質や塩分、脂質が豊富に含まれているため、摂取量に気をつけるべきです。
野菜類にはカリウムが豊富に含まれており、体内の塩分を体外に排出する力を有しているため、積極的な摂取が推奨されます。

運動習慣を身につける

動脈硬化のリスクには肥満や生活習慣病が挙げられるため、運動習慣を身につけることが良い予防策になります。
特に、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動は脂肪燃焼効果が高く、非常に効果的です。

禁煙する

適度な飲酒は問題ありませんが、喫煙は喫煙量に相関して血管にとって悪影響です。
可能な限り禁煙することが動脈硬化の進行を防ぐためには必要です。

内服療法を行う

最後に、予防ではなく治療として内服療法が挙げられます。
原則として生活習慣の改善が必要になりますが、運動や食事などの生活習慣の改善を十分に行ってもLDLコレステロールの値などが改善しない場合には、動脈硬化の進展を抑制するためにも、血中の脂質を低下させるスタチンなどの治療薬の内服が有効です。
適応に関しては医療機関に相談してください。

まとめ

今回は動脈硬化とその予防法について解説しました。
動脈硬化は全身のありとあらゆる動脈が固く、脆くなってしまう全身病であり、特に心臓や脳などの生命維持に最も重要な臓器における影響が大きいです。
動脈硬化によって急性心筋梗塞や脳血管障害が生じると長期的な入院や手術が必要になり、重大な後遺症、場合によっては死に至る可能性もあるため、いかに予防するかが肝要です。
この記事で紹介した予防法を実践してみてください。
また、重大な後遺症を残す可能性の高い脳血管障害に対して、今まではいかに予防するかが重要でしたが、近年では再生医療の発達も目覚ましいです。
再生医療によって損傷した神経細胞が再生すれば、今までは治すことの難しかった後遺症に対しても改善の期待が持てるため、現在その知見が待たれるところです。

外部サイトの関連記事:ラクナ梗塞と動脈硬化の関係

貴宝院 永稔【この記事の監修】
福永記念診療所 再生医療部長 再生医療担当医師

ニューロテックメディカル代表 Dr.貴宝院 永稔

大阪医科薬科大学卒業
私たちは『神経障害は治るを当たり前にする』をビジョンとし、ニューロテック®(再生医療×リハビリ)の研究開発に取り組んできました。
リハビリテーション専門医として17年以上に渡り、脳卒中・脊髄損傷・骨関節疾患に対する専門的なリハビリテーションを提供し、また兵庫県尼崎市の「はくほう会セントラル病院」ではニューロテック外来・入院を設置し、先進リハビリテーションを提供する体制を築きました。
このブログでは、後遺症でお困りの方、脳卒中・脊髄損傷についてもっと知りたい方へ情報提供していきたいと思っています。

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